お子様のはじめてPCや新生活の相棒に最適!
20万円台前半で組める!"K無し"Core&ASRockマザー搭載PCの自作レシピ
基本用途からビジネス、クリエイティブシーンの性能をチェック
まずはPC全体の基本性能から、日常や学業、ビジネスシーンで使う「Microsoft 365(Office 365)」や「Adobe Lightroom Classic」、「Adobe Photoshop」を使った際のパフォーマンスを見ていこう。
Core i5-13400の性能を最大限引き出して運用するために、サイドフロー空冷CPUクーラーのAK400を追加したとも言える。パフォーマンステストを実施するにあたって、Core i5-13400のパワーリミットはPL1/PL2ともに無制限(4095W)に手動で設定している。その処理能力を「CINEBENCH R23」で確認すると、Core i5-13400の性能を最大限引き出していると言えるスコアーになっていた。
続いて、PC全体の性能を確認する「PCMark 10」のテストプリセット「PCMark 10 Extended」を実行した。総合スコアーは、Core i5-13600K搭載PCで見られる1万ポイントオーバーには一歩届かなかったが、9792ポイントと十分優秀だ。個別のスコアーも1万ポイントオーバーなので、日常使いから動画などの編集まで快適にできるレベルと言える。
今度は、実際にアプリケーションを使って性能を計測する「UL Procyon」を使っていこう。
まずはMicrosoft 365(Office 365)を利用する「Office Productivity Benchmark」の結果だ。UL ProcyonやMicrosoft 365(Office 365)のバージョンが異なるため、これまでの結果と比較はできないが、総合スコアーは6063だった。アプリごとのスコアーは、Wordは6907、Excelは5821、PowerPointは7031となり、Microsoft 365(Office 365)を快適に使えることがわかる。
次は、Adobe Lightroom ClassicとAdobe Photoshopのパフォーマンスをチェックする「Photo Editing Benchmark」の結果だ。
スコアーを確認すると、Adobe Photoshopで処理する「Image Retouching」は6603、Adobe Lightroom Classicで処理する「Batch Processing」は7827と、両アプリの使用に不満を感じることはないだろう。
とは言え、1月24日に掲載された"K無しモデル"のレビュー結果と比べてスコアーは低い。これはUL Procyonや両Adobeアプリのバージョンが異なるのも要因と思われるが、Adobe系アプリはCPUだけでなくGPUも利用するため、ビデオカードによってパフォーマンスが大きく変動するのだ。実際、ビデオカードをハイエンドGPUのGeForce RTX 3080 Tiに変更すると、Image Retouchingのスコアーが7812、Adobe Lightroom Classicが8537まで伸びていた。
日常、ビジネスワーク、クリエイティブに続いてはストレージをチェックした。P44 Proの実使用シーンでの性能をPCMark10の「Full System Drive Benchmark」と、「3DMark」の「Storage Benchmark」を使ってチェックしていこう。
高いリード&ライト性能を発揮するだけあって、一般的な作業の実利用シーンを再現してスコアーで表すFull System Drive Benchmarkでは3672を記録し、優秀であると感じた。ゲームシーンを想定したStorage Benchmarkは、最新・最速クラスのPCIe 4.0 NVMe SSDの3000ポイントに迫るスコアーを期待していたが、いまひとつ伸びなかった。しかしながら2500スコアーを超えているので、十分高速と言えるだろう。
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