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お子様のはじめてPCや新生活の相棒に最適!

20万円台前半で組める!"K無し"Core&ASRockマザー搭載PCの自作レシピ

文●ASCII/編集

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 第13世代インテルCoreプロセッサーの"K無しモデル"が1月3日に登場し、新たな選択肢が生まれた。なかでもEコアが搭載された「Core i5(K無しモデル)」は、前世代のCore i5から大きく性能が向上しているだけあって、人気のCPUとなっている。

第13世代インテルCoreプロセッサーに、待望の"K無しモデル"が追加された

 サハロフ佐藤のアキバ定点観測(1月28日調査分)によると、第13世代インテルCoreプロセッサーは良い具合に値下がりしているという。注目のCore i5では、日常用途から軽めの写真編集、カジュアルゲーミングなどができる10コア/16スレッドCPU「Core i5-13400F」(GPU非搭載)が3万円前後で販売中だ(1月28日時点の価格)。この春、20万円台前半でPC環境を整えようと考えている人におすすめのCPUと言えるだろう。

 今回は、そんな"K無しモデル"のCore i5を使った構成を考えてみた。この構成には、人気のゲームを快適にプレイでき、かつフルHD&144Hzゲーミング液晶ディスプレーやキーボード、マウスを一式揃えても20万円台前半に収えられるというメリットがある。編集部厳選のPC構成は以下の通りだ。

編集部厳選のPC構成
CPU インテル「Core i5-13400F」(10コア/16スレッド、最大4.60GHz) 3万円前後
CPUクーラー DeepCool「AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1」
(空冷サイドフロー、120mmファン)
3200円前後
マザーボード ASRock「B760M PG Riptide」(インテルB760、Micro-ATX) 2万6000円前後
メモリー CORSAIR「VENGEANCE DDR5 CMK32GX5M2B5600C36」
(16GB×2、DDR5-5600)
2万2000円前後
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6600 Challenger D 8GB」
(Radeon RX 6600、8GB GDDR6)
4万円前後
ストレージ ソリダイム「P44 Pro 1TB SSDPFKKW010X7X1」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万8000円前後
PCケース Fractal Design「Pop Mini Air RGB TG」(ミニタワー) 1万6500円前後
電源ユニット 玄人志向「KRPW-GA850W/90+」(850W、80PLUS GOLD) 1万4000円前後
総額(税込) 16万9700円前後

価格は1月28日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

  CPUはCore i5-13400Fに、インテルB760チップセットを採用したコスト控えめなASRockマザーボードを組み合わせた。

 さらにDDR5-5600の32GBメモリーや、読み込み速度が7000MB/秒に達するソリダイムのPCIe 4.0 NVMe M.2 SSD、4万円前後になっているAMDミドルレンジGPUの「Radeon RX 6600」搭載ビデオカードを採用。そして、PCケースにはRGB LEDファンや強化ガラスパネルといった魅せる要素に加え、フロントメッシュパネルによる高エアフローと高い拡張性を備えるミニタワーPCケースなどで構成した次第だ。

Eコアを搭載したCore i5の下位に位置する10コア/16スレッドCPUのCore i5-13400。性能は同じだが、GPU非搭載のCore i5-13400から4000円近くお得だ

144Hz駆動クラスのフルHDゲーミング液晶ディスプレーは、TNパネル採用なら2万円を切っており、IPSパネル採用モデルでも2万円台から選べる

堅牢な電源回路を備える「B760M PG Riptide」をチョイス

 ASRockは、インテルB760チップセットを採用するマザーボードを多数展開している。定番の「Steel Legend」シリーズをはじめ、セガの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』とコラボしたモデルや、価格が控えめなスタンダードモデルの「Pro」シリーズなど、多彩なマザーボードが揃っている。

ASRockは従来のDDR4メモリー採用モデルや、Mini-ITX規格のモデルなど、多数のB760マザーボードを展開中だ

 その中から今回選んだのは、ASRockのゲーミング向けシリーズ「Phantom Gaming」に属するMicro ATXマザーボード「B760M PG Riptide」だ。ASRock製B760マザーボード最多となる14+1+1フェーズの電源回路に、DDR5メモリーへの対応、M.2ヒートシンクや2.5G LANの装備など、魅力あるスペックで価格は2万6000円前後に抑えられている。

 B760M PG Riptideのポイントは、他社のスタンダードやエントリーのマザーボードでは省かれることが多いVRMヒートシンクを装備していること。将来CPUをグレードアップしても不安なく使い続けられるため、このB760M PG Riptideをチョイスした。

コストを抑えるため、Micro ATX規格のマザーボード「B760M PG Riptide」を選んだ。PCIeスロットの数は減るが、昨今使うことはまれなので問題ないだろう

メモリーは最新のDDR5に対応している。予算は上昇するが、今後の主流はDDR5になる。また価格も良い感じに値下がりしている

電源回路は、ASRock製B760マザーボードの中では最多となる14+1+1フェーズ(PPAK)になる

電源回路には大型のヒートシンクが装備されている。上位のCoreシリーズとの組み合わせも大丈夫だ

EPS12Vコネクターは8ピンと4ピンコネクターを装備している

PCIe 4.0×4動作に対応する「Hyper M.2」ソケットには、M.2ヒートシンクを装備する。今回組み合わせた最速クラスのNVMe M.2 SSDも問題なく使える

2基目のHyper M.2ソケットは、基板下部に装備する

Wi-Fi用M.2ソケットも装備しているので、最新の無線LAN規格になる「Wi-Fi 6」も追加できる

 使い勝手に影響するリアインターフェースのUSBポートは、USB 2.0×4基、USB 3.2 Gen1 Type-A×3基、USB 3.2 Type-Cを搭載している。これだけ揃っていれば困ることはないだろう。

こちらはリアインターフェース。無線LAN用アンテナ端子を取り付けるための穴が空いている

USBポートのうち4基がUSB 3.2に対応しているが、最大転送速度は5GbpsまでのGen1規格になる

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