金融事業の強化に躍起な4キャリア
KDDI、ソフトバンク、楽天は、昨今、グループ内での金融事業の強化に躍起だ。
例えば、ソフトバンクは2022年度Q3からPayPay、PayPayカード、決済代行サービスのSBペイメントサービス、PayPay証券を束ねて「金融事業」としてセグメントするようになった。
PayPayの決済回数や決済取扱高が伸びているのは想像できるが、意外なのが、PayPayアプリからPayPay証券へのユーザー流入だ。
PayPayアプリにはPayPayポイントを使っての投資体験ができるのだが、それに興味を示したユーザーがそこからPayPay証券に加入し、本格的に投資デビューするという流れができているという。
実際、資産運用ミニアプリを開始した2022年8月以前は月に1万900口座程度だったPayPay証券の新規口座開設数は、2022年9月に月2万7000口座にも拡大。
口座獲得に必要なコストは約7800円から550円までに落ちている。つまり、PayPay証券としては効率よく新規口座の獲得に成功しているというわけだ。
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