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アドテック、国産キャビア用チョウザメ養殖場での「遠隔水質監視システム」の実証実験開始

 株式会社アドテックは2022年12月13日、国産キャビア「HAL CAVIAR(ハルキャビア)」を提供する金子コード株式会社、一次産業分野でクラウドサービスを展開する株式会社アクト・ノードと「遠隔水質監視システム」の実証実験を開始した。

 アドテックは、一次産業向け分野におけるIoT事業をアクト・ノードと展開し、陸上養殖生産者に対して効率改善と品質向上を図るIoTシステムの提案を進めてきた。金子コードが生産する「ハルキャビア」は静岡県春野町で育てられたチョウザメから採卵したキャビア。国内外のVVIPや著名人にも定評があるという。日本で流通するキャビアの9割以上が海外から輸入され熟成されたものである中、「ハルキャビア」は本来の味を引き出すために必要最低限の塩しか添加しないフレッシュキャビアで、注文後に採卵加工、瓶詰めをしているという。

 このこだわりをサポートするため、アドテックが提供するIoTソリューションである「遠隔水質監視システム」を活用した実証実験を行うに至った。チョウザメの生育にとって重要な水中のDO(溶存酸素)の値と水温を、遠隔からリアルタイムで監視できることで作業の効率改善と品質の向上を図る。

「遠隔水質監視システム」は、現場に出向かなくても24時間水質監視ができるシステム。アドテックのDOセンサーとIoT端末の利用により、水中の溶存酸素と水温データを自動的にクラウドにアップできる。アクト・ノードのアプリ 「アクト・アップ」 との連携でスマートフォンやパソコンから養殖の多様な情報を簡単に記録し、活用できる。

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