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産業保健の力で日本の中小企業を元気に!産業医・産業保健師支援システム「OHMEチャート」をテスト公開

PR TIMES

セイルズ
2023年4月正式版公開の前に、 一部地域限定で先行リリース

株式会社セイルズ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:富田崇由)は、2017年に「セイルズ産業医事務所」と「社外健康管理室こころめいと」を運営しており、同社にて健康管理を行った企業の従業員は6000人を突破しました。「社外健康管理室こころめいと」は50人未満の小規模事業所に産業保健を届けるモデルで、同社はそのモデルを社会に実装するために、2022年3月、より「社外健康管理のプラットフォームOHME(オーミー)プロジェクト」をすすめています。そして産業保健の担い手である産業医や産業保健師の後方支援のために、産業保健活動の記録や特定個人情報をクラウドで管理できる「OHMEチャート」を来春2023年4月にリリースいたします。 「OHMEチャート」は、個人面談などの記録をする「カルテ」と、事業所との連携をスムースに行うための「ノート」が主な機能で、ストレスチェックの実施や、健康診断結果からの就業判定が可能です。一部機能制限した状態で、「OHMEチャート」を2022年12月より一部地域でテスト公開します。 【サービス紹介URL】https://ohme-cloud.jp/karte





産業医・産業保健師は半数しか活動できていない状況

現在、産業医の登録者数はおよそ10万人と言われていますが、実際に活動している産業医はその半分以下となっています。活動を制限している要因の一つとして、嘱託産業医のほとんどが開業医とかけ持ちしており、自身の医院の診察で忙しいことが挙げられます。また、個人や事業所にとっての健康ニーズは多様化しており、産業医としての活動はより困難になっています。産業保健師も注目されておりますが、登録者数4万人に対して実際に活動しているのは半数と言われています。50人以上の事業所は産業医選任義務がありますが、50人未満ではありません。しかし日本全体からみると50人未満の事業所で働く従業員のほうが多い状態です。現在、日本の産業保健は全従業員の半数にも届いていないのです。
日本の産業保健を支える嘱託産業医の多くは「かけ持ち産業医」ですが、50人未満の事業所に産業保健を届ける余力はあると思います。OHME(オーミー)チャートは、かけ持ち産業医と保健師の業務を支援するために、クラウドカルテと実務支援サービスがセットになっています。OHMEチャートを利用することで、現在まだ活動されていない産業医や保健師が新たに活動するきっかけになれば、200万社あるといわれる50人未満の中小企業にも産業保健を届けることが可能になります。

OHMEは、従業員のための社外健康管理プラットフォーム

産業医活動を制限する課題を洗い出すために、年間50名以上を自宅で看取りをする在宅ホスピスの院長である代表の富田自身が、“かけ持ち産業医”として8年間活動してきました。保健師3名とアシスタント2名、産業医1名で構成される「社外健康管理室こころめいと」は、健康相談窓口を設置して、企業の従業員と直接コンタクトをとれる体制を構築し、いつでも相談ができる「産業医・産業保健師」のもと、中小企業の健康診断結果の就業判定や保健師面談、産業医面談の実施、50人以上の事業所であれば、職場巡視及び衛生委員会出席などを行って参りました。株式会社セイルズは、6000人の健康管理の実績のあるこの「こころめいとモデル」を社会実装するために、「従業員のための社外健康管理プラットフォームOutside Health Management platform for Employee―OHME―」を展開しています。OHMEが多くのかけ持ち産業医と保健師を支援することで、新たに活動を始める産業医や保健師が増加し、担当する事業所も増やすことを可能にします。


産業医・産業保健師向けカルテ「OHMEチャート」について

「OHMEチャート」は、「セイルズ産業医事務所」の業務効率化のために開発してきた社内向けのシステムを2015年12月に契約企業に公開した「ストレスチェックこころめいと」がはじまりです。産業医・保健師・企業・従業員の方々の利便性・操作性を追求したシステムで、健康管理のための様々な機能を備えています。2019年12月に同システムのスタッフサイトにカルテ、定期健康診断集計、就業判定機能を追加し、事業所サイト、ストレスチェックサイトを「従業員健康管理システムこころめいと」に名称変更し2021年にはISO27001の認証を取得しました。それまではLINE公式アカウントを経由する必要があった相談チャット機能を、従業員マイページに実装し、従業員が企業を通さず保健師と直接つながることが可能となり、より信頼性の高い環境での相談チャットが実現しました。同システムの事業所サイトと従業員マイページを2022年4月に「OHMEクラウド」としてリリースし、現在はスタッフサイトを「OHMEチャート」として全国のかけ持ち産業医と保健師むけに公開するために開発をすすめています。
地図、刻む、1枚の紙などの語源の「chart」には、海図、カルテの意味があり、「OHMEチャート」は、日々の産業保健活動をしっかりとカルテとして記録し、産業保健のすすむべき道を案内する海図として利用されるものです。
「OHMEチャート」を利用する産業医や保健師が増えれば増えるほど、知識やノウハウが蓄積され、産業医や保健師どうしが活発に連携し、産業保健の質が継続的に向上していくことになります。
価格についても、もともと社内向けシステムであるため年額22000円~と手頃な金額で提供予定です。
「OHMEチャート」サービスURL:https://ohme-cloud.jp/karte
※テスト公開期間に登録された場合は、実務支援付きのプレミアプランをシンプルプラン価格で提供します。

OHMEプロジェクトのリリース実績と予定
2022年4月「OHMEクラウド」
中小企業向け健康管理クラウド
2022年7月「OHMEコミュニティ」
フリーランスなどの個人と健康管理の専門家とのマッチングサイト
NEW!2023年4月「OHMEチャート」
かけ持ち産業医・保健師の後方支援がセットになったクラウドカルテ

今後の展望 ―すべての事業所に良質な産業保健を届ける―

働き方改革や産業医の役割強化などの政策や、職場のメンタルヘルスが話題となり、産業医は今とても注目されています。またメンタルヘルス系サービスも日々新しいものが公開されています。しかし従業員の心身の健康管理で一番重要なのは、安心して働くことができる、「健康な職場」です。個人や企業の健康ニーズも多様化しており、1人の産業医だけでは「健康な職場」を支えるのには限界があります。これからは1つの事業所に対して複数の産業医・保健師が関わるべき時代だと思います。
株式会社セイルズは、「誰も取り残されることのない安心できる社会をつくる」ために活動しています。全国に5万人以上いる、まだ活動していない産業医の先生の専門性を社会に有効に実装することで、都心だけではなく、田舎で働く人にも良質な産業保健をいきわたらせることが可能になると考えています。10万人のかけ持ち産業医が20社ずつ担当すれば200万社はカバーできます。かけ持ち産業医をしっかりと支えることができれば、決して実現不可能ではないと考えています。
OHMEチャートを利用する産業医・保健師が増えれば増えるほど、専門家同士の連携も活発となり、OHMEクラウドを利用する事業所も多くの専門家にアクセスが可能になるしくみを計画しています。

株式会社セイルズについて

セイルズは、Sail(帆)が由来です。複数形の「s」をアルファベット最後の「z」にすることで目的地を表しています。ヨットがそうであるように、セイルズは多くの仲間とともに、帆を操って逆風であっても必ず目的地を目指し進みます。
【会社概要】
社名:株式会社セイルズ
本社所在地:愛知県名古屋市緑区滝ノ水1-908 2階
代表取締役:富田崇由(とみだたかよし)
事業内容: 産業医事務所の運営
設立: 2017年3月
HP:https://sailz.jp