あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第276回
4人乗れてオープンにもなる贅沢なBMW「M440i xDrive Cabriolet」は車中泊もできる
2022年12月03日 15時00分更新
突然ですが、オープンカーは人生を豊かにしてくれます。一度乗れば「こんなにもクルマは楽しいものなのか」と思うこと間違いナシ。なぜ今まで乗ってこなかったんだろう、人生を半分損していたと思うことでしょう。今回ご紹介するBMW「M440i xDrive カブリオレ」は、家族全員がオープン体験できる、数少ない4座オープンカーの1台です。
4人乗れてオープンにもなる贅沢感
「BMW M440i xDrive カブリオレ」
カーライフを豊かにするオープンカーですが、残念ながら日本では不人気のジャンル。国産車はマツダ・ロードスターとダイハツ・コペンとその派生車種、そしてレクサスのLC500コンバーチブルのみです。そのうち4人で乗れるのはレクサスのみで、お値段は1500万円~。
となると輸入車に目を向けるわけですが、最もお安いモデルはFIAT 500 TwinAir ドルチェヴィータ(325万円)。ただ、このモデルは振動が……。
次に目がいくのはMINI。こちらは389万円から始まりますが、より余裕のあるエンジンを、という話になるとCOOPER S(453万円)が現実的な選択肢となりそう。
オープンカー不人気の理由をASCII.jpに出演したことのある女性に尋ねたところ「髪が乱れる・日焼けする」(20代・女性)、「目立つ。チャラい」(20代・女性)というほかに「クルマとしての実用性が乏しい」(20代・女性)という話があがります。そこでMINIとFIAT500に話を戻すと、いずれも荷室が恐ろしく狭い。ついでに言えば後席も狭いのです。イマドキの女子的SUV人気の理由は「荷物が乗る」「車内が広い」が大勢を占めています。
そこで「4人乗れて荷物が乗るクルマは?」と探した結果が、今回のBMW M440i xDrive カブリオレというわけです。広報車の都合で最上位グレードの1000万円コースになってしまいましたが……。
最初見た時に衝撃を受けたフロントマスク(バーチカルキドニーグリル)のM440i xDrive CoupeをASCII.jpでご紹介したのは昨年5月のこと(これぞクーペのお手本「BMW M440i」は一騎当千の実力!)。さすがに見慣れてきたといいますか、「コレはコレでカッコイイ」とさえ思うようになりました。
この4シリーズカブリオレのラインアップは主に3種類。FRレイアウトで最高出力184PSの2リットル直列4気筒DOHCターボを心臓部に持つ「420i Cabriolet」と、インテリアやエクステリアなどに手を加えた「420i M Sports Cabriolet」。そしてAWDで最高出力387馬力の3リットル直6DOHCターボエンジンを搭載した「M440i xDrive Cabriolet」。420iとM440iの価格差はざっくり500万円です。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ























