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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第275回

ちょうどいいサイズのSUV「BMW iX3 Mスポーツ」はいい意味でEVの特別感がない

2022年12月03日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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BMW/BMW iX3 Mスポーツ(862万円/取材車両はオプション込みで875万7000円)。半袖なのは気にしないでください

 2014年にBEV(Battery Electric Vehicle)の「i3」、EVを全面に出したスポーツモデル「i8」の販売を開始したBMWは、かなり早い段階からBEVに力を入れてきたメーカーといえるでしょう。そんなBMWの電動化の第2弾が昨年から始まりました。今回はその中から人気SUV「X3」の電動化バージョン「iX3」をご紹介しましょう。

一見普通のモデルと変わらない電動SUV「iX3」

 今回試乗したモデルの正式名称は「BMW iX3 Mスポーツ」。Mスポーツの名のとおり、X3としても上位のグレードにあたります。まずは気になるプライスから。「BMWのEVだから、X3の倍以上の値段、1000万円は超えてくるだろう」と考えるのが自然でしょう。ですが実際のプライスは862万円。ちなみにライバルといえそうなレクサスの「UX300e」が580万円程度。レクサスよりは高いけれど、世界的インフレ傾向+円安基調である状況で、BMWブランドでこのプライスにとどめてきたことに驚きました。

全幅1890×全高1670mm

全高1670×全長4740mm

X3ではマフラーだった部分は、青いパーツが取り付けられている

 X3をベースにしたEVであるiX3は、各所にブルーの差し色で電動化をアピールしている以外は、デザインも操作系もX3と同じ。テールを見て、本来マフラーがあったところにブルーのパーツでフタをしているあたりに、ドイツの合理主義をみたような気がしました。

 EVというと、専用シャーシに近未来的デザインのクルマが多く、BMWも以前はiシリーズとして市場投入してきました。また昨年iXというモデルも登場させています。そのいっぽうで、BMWは「まず全シリーズにEVモデルを投入する」ことも考えている様子。というのもX3シリーズに続き、既に4シリーズクーペにEVを投入しているから。EVは単なる実験車両ではなく、実用車にシフトしつつあるのです。

X3の良いところをそのままに電動化

エンジンフードを開けたところ

そのほとんどはカバーされており、モーターなどをみることはできない

 BMW iX3 Mスポーツは、最高出力256PS、最大トルク40.8kgf・mを発するパワーユニットをフロントに置き、2つの後輪で地面を蹴るFRマシン。ホイールベース間の床下に敷き詰められたバッテリー容量は74kWh。フル充電での走行距離は508km(WLTCモード)を謳います。ちなみに200Vの家庭充電の場合、8時間で満充電になるのだとか。

リアのラゲッジを開けたところ

ラゲッジスペースの様子。X3と比べて床が少し上がっている

背もたれを倒して容量を拡大できる

背もたれを倒した際、段差はできないものの、やや傾斜がつく

底面を開けるとプライバシーシェードなどを収納するスペースが現れる

ラゲッジスペースにはアクセサリーソケットも用意されている

 ラゲッジ容量はX3ゆずりの510リッター。バッテリーを積載しているためか、X3に比べると50リットルほど少ないのですが、いやいや十分すぎる容量です。後席の背もたれを倒すことで1560リッターに拡大できます。

iX3 Mスポーツの車内

iX3 Mスポーツのシート

iX3 Mスポーツの室内

iX3 Mスポーツのステアリング

シフトレバーまわり

スマホ置き場とドリンクホルダー

メーターパネルの様子

着座した様子

 インテリアはBMWの青の差し色があること以外、X3そのもの。ガソリンエンジンのX3ユーザーが乗り換えても、何ひとつ戸惑うことはないでしょう。

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