ハイエンドは売れないが続けざるを得ない
一方、ゲーム関連の「Snapdragon Elite Gaming」では、光のあたり方が進化し、水や鏡での反射や光による明るい部分と影の部分の表現力が向上する。さらに電力効率も上がるようになるとのことだ。
通信関連ではAIを活用した5G通信の速度アップやつながりやすさの改善が期待できる。また、Wi-Fi7の対応や5G+5G/4G Dual-SIM Dual-Activeをサポートする。
来年も着実に進化するハイエンドスマホであるが、やはり気になるのが価格帯だ。日本では円安の影響もあって20万円を超えるのも珍しくなくなってきた。
実際のところ、iPhoneを含めた販売シェアにおいてもAndroidのハイエンドスマホは1割にも満たない台数だと言われている。
大半がSnapdragonの7や6シリーズを中心とした、5万円以下のスタンダードやエントリーモデルばかりが売れている状況だ。
メーカーとしては、売れ筋のエントリーモデルだけを販売すればコスト構造も改善し、収益も安定するのだが、それだけではジリ貧に終わってしまう。
ハイエンドモデルで最新の技術を取り入れる一方で、そのノウハウを生かして、エントリーモデルの性能も引き上げていくというのがメーカーとしての勝ちパターンといえる。
例えば、シャープではAQUOS R7で培った画像処理技術などをAQUOS sense7に生かすことで、価格は抑えつつ、他社を出し抜くカメラ性能を提供するということが可能となっている。
各社とも自社のブランドイメージやポジションを築くため、なかなか台数が稼げないとわかっていても、ハイエンドスマホを続けていかざるを得ないのだ。
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