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クアルコム、スマホ向け次期ハイエンド「Snapdragon 8 Gen 3」、PC用「Snapdragon X Elite」を発表

2023年10月25日 05時00分更新

文● ASCII

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高性能AIをシステム全体に採用した「Snapdragon 8 Gen 3」

 クアルコムは、スマートフォン向け次期ハイエンドプラットフォーム「Snapdragon 8 Gen 3」を発表した。搭載デバイスは数週間以内にもリリース予定で、ASUS、Honor、iQOO、MEIZU、NIO、Nubia、OnePlus、OPPO、realme、Redmi、RedMagic、Sony、vivo、Xiaomi、ZTEの各社・ブランドが採用を予定している。

Snapdragon 8 Gen 3

 Snapdragon 8 Gen 3では、初めてシステム全体に高性能AIを採用。これまでにないパフォーマンスとエクスペリエンスを提供するとしている。CPUはプライムコアが新たなCortex-X4コアとなり、最大3.3GHz駆動に、NPUは98%の性能アップを実現。メインメモリーは最大24GB。さらに強化されたISPでは36MP/30fpsのトリプルカメラの同時処理などが可能になっている。

Snapdragon 8 Gen 3

Oryon CPUを搭載したPC向け「Snapdragon X Elite」
来年中頃に搭載製品登場で、数日間動作が可能に

 PC向けの「Snapdragon X Elite」も発表されている。こちらは以前からその存在が公表されていた自社開発のCPU「Oryon」を採用したプロセッサで、2024年半ば頃から各PCメーカーから実際の製品がリリースされる予定。バッテリー性能は最大数日間が持つマシンが可能としている。

Snapdragon X Elite

 12コアで構成され、最大3.8GHz(1コアまたは2コア動作時は最大4.3GHz)で駆動するCPUは、競合と比較して最大2倍高速であるのと同時に、競合のピークパフォーマンスを3分の1の電力で出せるとする。また、45TOPSの性能を持つHexagon NPUを内蔵する。メモリーは最大帯域が136GB/sで最大64GB。

Snapdragon X Elite

 インターフェースについても、2枚の5K/60Hzのディスプレー出力、Snapdragon X65 5G Modemと組み合わせてのミリ波を含む5G接続、Wi-Fi 7、USB4、Bluetooth 5.4などをサポートしている。

 

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