ソニーとホンダが折半で出資する「ソニー・ホンダモビリティ株式会社」が10月13日、設立発表会見を開催した。
第一弾となる高付加価値EV(電気自動車)は2025年前半から先行受注を開始し、同年中に発売。納車は2026年春に北米からスタートし、日本は2026年後半を予定している。
まず、北米市場を意識しているということは、当然、航続可能距離はかなりの長距離を想定しているのだろう。結果として巨大なバッテリーが搭載できる大型のクルマ、テスラに匹敵するような高価格帯になるのではないか。
北米製造の高付加価値EV
自動車業界全体でガソリンやハイブリッドから電気自動車にシフトしていく中、自動運転やコネクテッドなど、IT企業が自動車業界に参入できるチャンスが増えてきた。
ソニーは自動車の分野において、センサーやエンターテインメント分野、コネクテッド、ロボティクスなど様々な技術やコンテンツで勝負することができる。
そのため、自社で電気自動車の開発を進め、「VISION-S」というコンセプトカーを開発していたものの、さすがにソニーで自動車を量産するのは難しい。
そこで、パートナーとして浮上したのがホンダだった。
2025年に発売する高付加価値EVは、アメリカにあるホンダの工場で製造する予定だ。
この連載の記事
-
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ -
第188回
トピックス
楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調 -
第187回
トピックス
能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に? - この連載の一覧へ