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量子コンピューティングの元祖をうたうNECが目指す超伝導回路を用いた量子アニーリングマシンの開発

連載
大河原克行の「2020年代の次世代コンピューティング最前線」

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11月からクラウド型の疑似量子アニーリングサービスを開始

 これらのサービスは、クラウド型とオンプレミス型で提供することになる。

 オンプレミス型は、2022年9月1日から提供を開始。情報の持ち出しが難しいなど、自社内で利用したい顧客向けに、「SX-Aurora TSUBASA」とともに利用できるオンプレミス型ソフトウェアライセンスとして提供する。

 一方、11月1日から提供するクラウド型では、スタンダードプランが月額25万円からとなり、業界最安値で疑似量子アニーリングサービスを利用できるようになる。求解性能を重視した、基幹業務での活用を想定したプロフェッショナルプランは、月額125万円からとなっている。

 NECでは、「月額25万円から利用できるようにしたことで、様々な企業が、量子という新たな技術を、時間制限や利用制限がなく利用でき、様々な挑戦ができるようになる。量子コンピューティング市場を広げるきっかけにしたい」と述べている。

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