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アニメとゲームで学んでもいい。ちょまどさんと聞くエンジニア英語学習のポイント

「エンジニアのための英語講座 AI翻訳時代に必要な英語学習とは」レポート

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現役エンジニアが考える英語の必要性とは?

 次のトークテーマでは「実体験からの学び共有」と題して、実際に英語を仕事で使っているエンジニアが登壇し、パネルディスカッションを行った。

 製薬会社向けのデータ解析やシステム開発を行っている株式会社pipon 代表取締役の北爪聖也氏は、「エンジニアとして英語を使いこなすニーズはどこにあるか?」という質問について、「取引している会社は外資系が多く、本社が海外というケースも多い。システム開発を行う上では本国のエンジニアとやり取りする必要もあるため、英語で直接コミュニケーションを取れると重宝される。また、英語が話せることで新しい仕事につながることもあり、外資系を相手にする場合はかなりニーズが高いと思う」と話した。 

株式会社pipon 代表取締役 北爪聖也氏

 また、「エンジニアとして英語は武器になるか」という質問に関しても、「弊社より前に取引をしていた開発会社の中には、本国とのやり取りができず仕事を断っていたケースもあったそうで、英語ができるということがチャンスになった」と英語習得のメリットを話した。

 また、北爪氏は本セミナーとは別の企画でスタディーハッカーの体験授業も受けている。「今までの英会話では単語を聞き取ってある程度意味を類推しており、細かいニュアンスまではあまり理解できている自信がなかったが、体験授業でディクテーションを行い、自分の現状や理解度を再確認できた。コミュニケーションが取れているとなんとなく理解できている気がしていたが、まだまだ細かい部分の学習が必要だと思った」と体験授業の効果について語った。 

 今後の英語学習について北爪氏は「事前に文面の準備ができるメールなどであればDeepLを使うこともできるが、リスニングができないとコミュニケーションを取ることができない。体験授業でもそこが再認識できたので、さらに鍛えていきたい」と話した。 

 また、本セミナーには登壇していないが、北爪氏の他にスタディーハッカーの体験授業を受けているエンジニアの増田貴志氏とあきばけんじ氏がコメントを寄せた。 

Q1.エンジニアとして、英語を使いこなすニーズはどこにあるか?

増田貴志氏: エンジニアとして単価の高い案件は、国内よりも海外案件が多く、会議資料も英語になることが多い。技術調査などはDeepLを使えるが、社内会議資料やミーティング時には使えないことも多いため、単価を上げるのであれば英語力は必要

あきばけんじ氏:海外の情報をスピード感持ってキャッチアップする場面でニーズが生まれてくると思う。調べる内容にもよるが、海外の方が最新技術に関するニュースや利用者が多く、議論が活発であることが多い印象。日本語になって届くのを待っていると時間がかかり、情報を入手するタイミングが遅くなってしまうため、英語に関するニュースや英語圏のコミュニティから情報を入手する必要がある。また、場合によっては、英語圏の方とコミュニケーションをとる機会もある。 

Q2.キャリアや仕事の選び方として英語スキルは武器になるか?

増田貴志氏:プロジェクトの選択肢が増える。また、英語がNGでないだけで良いプロジェクトにアサインされる可能性が増える。

あきばけんじ氏: 技術領域のキャッチアップとして役立つのは勿論、あらゆる場面で生きてくると思う。私が所属している会社も、近年の合併を経て海外進出を大きく推し進めており、英語でやりとりする機会が増えてきた。自動翻訳があるとはいえ、人間が会話する微妙なニュアンスを汲み取るためには、英語スキルが必須と考えている。 

Q3.ご自身の英語学習での学びや発見があれば、その共有をお願いします。

増田貴志氏: 必要に迫られないと勉強をしないため、強制的にでも必要になる環境に身をおくのも良いかもしれない。

あきばけんじ氏: 仕事のきっかけにはなっていないものの、海外の方と話す機会が増えたり、プライベートでも、ゲームや運動などでも海外の方とつながる機会が増えた。今後も地道に学習を継続して、いずれは副業などきっかけにできればと考えている。

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