アニメとゲームで学んでもいい。ちょまどさんと聞くエンジニア英語学習のポイント
「エンジニアのための英語講座 AI翻訳時代に必要な英語学習とは」レポート
ASCII STARTUPは、8月10日、英語のパーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手掛ける株式会社スタディーハッカーと共同で、オンラインセミナー「エンジニアのための英語講座 AI翻訳時代に必要な英語学習とは」を開催した。
本セミナーでは、スタディーハッカー常務取締役の田畑翔子氏や、ITエンジニア兼漫画家の”ちょまど”こと千代田まどか氏がゲストとして登壇。英語学習意欲があり、将来的に英語を使いこなしたいと考えているエンジニアやビジネスパーソン向けに、英語力の強化によるエンジニアとしてのスキルアップにつながるポイントや、実際の勉強法の最新情報などを紹介した。
ネイティブ話者の英語が聞き取れず仕事でも苦労
最初は「ちょまどさんと英語」のテーマで、ちょまど氏が、これまでのエンジニア人生でどのように英語を活用してきたかを紹介した。
現在某大手外資系IT企業でITエンジニアとして働く一方で、漫画家としての顔も持つちょまど氏。普段から多国籍チームで仕事をしており、英語を話す機会は多いそうだが、最初はネイティブスピーカーの話している英語は、早口で聞き取れなかったという。
入社1年目、アメリカ人の上司から英語で話しかけられて聞き取れないにも関わらず、「わかってるふり」をして適当に相槌を打った結果、その会話のなかの指示を聞き逃し、後からそれが必要なことであったと発覚……ということもあったそうだ。
ちょまど氏も共著として関わった『マンガでわかる外国人との働き方』(秀和システム刊)では、同氏や知り合った人のエピソードを参考に、大幅な誇張を加えてマンガで表現している。
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ちょまど氏は、相手が気持ちよさそうに早口で喋っていると、聞き取れないからといって話の腰を折るのは申し訳なくなってしまうが、「わかっていないのにわかっているふりをする」のは一番良くないと実感したという。話が聞き取れなかったり分かりにくいと思ったりしたら、遠慮なく「Could you speak more slowly?(もっとゆっくり話していただけませんか?)」などと相手に伝えることが大切だと、ちょまど氏は話した。
また、皆が活発に意見を交換しあっている英語での会議では、話に割り込むことができず、なかなか発言ができないまま会議時間が終わってしまい、上司から「意見はあったのかな?」と確認されることもあったという。
日本人同士での会議では、沈黙が訪れると「話してもいい」合図として捉えることが多いが、海外ではそういうカルチャーが少ないため、白熱した会議では「May I say something?(発言してもいいですか?)」などと伝えて積極的にカットインしないと、自分が発言する番は回ってこない場合もある。