ミチビク、取締役会の運営管理プラットフォーム「michibiku」を正式ローンチ
ミチビク株式会社は2022年8月17日、取締役会など企業における重要会議の運営管理業務をデジタル化し情報を一元管理するサービス「michibiku(ミチビク)」を正式にローンチした。アナログで行なわれている作業をデジタルに置き換え、 「michibiku」上で完結できるようにすることで、業務の効率化とDX推進を支援し、企業のガバナンス強化をサポートする。
「michibiku」は、取締役会をはじめ監査役会、監査等委員会といった重要会議の運営に必要な作業――招集通知の作成や送信、会議資料の共有、議事録の作成および回覧、コミュニケーション、電子署名、書類の管理、付議事項一覧の管理などを集約して行なえるクラウドサービスだ。
例えば、多くの時間を要していた議事録の作成では、従来、作業者が過去の議事録をもとに情報を書き直したり、招集通知から議案を転記したり、レイアウトを調整したりしていたところを、「michibiku」では招集通知から日時、参加者、議案を自動入力できるうえ、レイアウトの調整も自動で行なう。
作成した議事録は「michibiku」の画面上で関係者各自が確認しコメントを加えられるので、情報の集約とコミュニケーションを効率化するとともにやり取りを一元管理できる。また、電子署名により、書類の印刷と製本、関係者への送付、押印と返送といった手間を省くことができ、「michibiku」をプラットフォームとして一連の業務を完結する。
ミチビクでは2021年9月から「michibiku」のベータ版を提供してきた。ベータ版では単一の企業のみの管理となっていたものを、今回、グループ会社全体のガバナンス管理を行なえるようにアップデート。より多くの企業を支援できる体制となり、正式版として提供を開始した。
今後、AIによる議事録の書き起こしや、取締役会実効性評価、書面決議への正式対応、経営会議やリスクコンプライアンス委員会といった会議への対応など、機能の拡張を予定している。企業に必要なインフラとなるべく、サービスの拡充とセキュリティの強化に継続的に取り組んでいくという。