折りたたみスマホの中でも驚異の薄さ!
シャオミ製フォルダブルスマホ「Xiaomi MIX Fold 2」
シャオミは8月11日にオンラインで新製品発表会を開催し、折りたたみスタイルのスマートフォン「Xiaomi MIX Fold 2」を発表した。価格は8999元(約17万8000円)からで、前モデルより1000元(約2万円)価格を引き下げ、より買いやすい価格となった。
Xiaomi MIX Fold 2はチップセットにSnapdragon 8+ Gen 1を採用、メモリーは12GBのLPDDR5、ストレージは256GB、512GB、1TBの3構成となる(UFS 3.1)。4500mAhのバッテリーを搭載し、67Wの急速充電にも対応。本体カラーはベーシックなブラックとゴージャスなゴールドの2色展開だ。
本体サイズは開いたときが161.1×144.7×5.4mm。厚さ5.4mmは内折り式の折りたたみスマートフォンとしてはかなり薄い。ちなみにサムスンのGalaxy Z Fold4は6.3mm、ファーウェイのHUAWEI Mate X2は8.2mmだからそのスリムさがわかるだろう。また閉じたときのサイズは161.1×73.9×11.2mmと、こちらもかなり薄く仕上げている。重量は262gだ。
薄さの秘密はディスプレーのヒンジ部分にある!
この薄さを実現するため、たたんだときにディスプレーの「たわみ」ができる部分をヒンジの内側に逃がす構造を採用。いわゆる「水滴型」と呼ばれる構造だ。初代モデルのMi MIX Foldはサムスン製品同様にたたむとヒンジ側に隙間ができたが、Xiaomi MIX Fold 2ではすき間なくぴったりと閉じることができる。
メインディスプレーは8.02型(2160×1914ドット)、LTPO2でリフレッシュレートは120Hzに対応する。一般的な有機ELディスプレーが採用する偏光板を省いたことでディスプレーの厚みを減少。強度を増すため0.03mmのUTG(超薄型保護ガラス)を表面に貼り付けている。本体の薄さを実現するためか、インカメラは搭載していない。カバーディスプレーは6.56型(2520×1080ドット)、AMOLED120Hz駆動。アスペクト比は21:9となり、初代モデルの2520×840ドット、27:9より使いやすくなった。フロントカメラはパンチホール式の2000万画素。
カメラはライカとのコラボ
カメラは5000万画素の広角(ソニーIMX766)、1300万画素の超広角、800万画素の光学2倍望遠の3つ。7月に発表されたXiaomi 12S Ultraなどと同様にカメラはライカと協業した。カメラ部分に「LEICA」のロゴが入るほか、ライカオリジナルモードでの撮影や4種類のライカフィルターの利用が可能だ。
動画撮影は8Kに対応。メインディスプレーにインカメラはないが、本体を180度開いてカバーディスプレーをプレビューウィンドーにしながら自撮りができるVlogモードも搭載している。
OSはAndroidベースのMIUI 13を折りたたみスマートフォン向けとした「MIUI Fold」を搭載。アプリを表示中に3本指で横スワイプすると2画面表示ができたり、2画面+2つのポップアップの同時表示、アプリ2画面の組み合わせをアイコンとして保存、動画視聴中の通知をスワイプでポップアップ画面で表示できるなど、新しいユーザーインターフェースが追加された。
付属品として折りたたみ式のスタンドを内蔵する背面カバースタイルのケースが付属。本体カラーに合わせて2色が提供される。また、本体全体を覆い2ヵ所から伸びるストラップを使い、肩から小型ハンドバックのようにぶらさげることのできるファッション性の高い革ケースも販売される予定だ。
なおXiaomi MIX Fold 2に合わせて発表されたワイヤレスヘッドフォン「Xiaomi Buds 4 Pro」とスマートウォッチ「Xiaomi Watch S1 Pro」、そしてファッションケースとすべてゴールドカラーで揃えた「Xiaomi MIX Fold 2プレミアムパッケージ」も1万3999元(約27万7000円)で販売される。
日本での発売は未定だが期待したい
Xiaomi MIX Fold 2は中国での発売がアナウンスされ、現時点ではグローバル展開は不明だ。前モデルのMi MIX Foldも海外展開されなかったことから、今回も同様に中国外での販売は期待できないと思われる。