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T教授の「戦略的衝動買い」 第691回

新世代カラーE Inkを搭載した汎用Androidタブ「BOOX Nova Air C」を使った

2022年07月07日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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Nova Air Cとマグネット吸着するスマートカバーは操作系には絶対にあった方が良い価値あるオプション。重くなるのだけがチョット難点

物理ボタン付きスマートカバーでより便利に

 またAndroidで操作するNova Air Cなら、スマホやPCと同じChromeを使ってウェブアクセスも簡単だ。そして、別売の物理ボタン付きマグネティック吸着ケース「スマートカバー」をNova Air Cと組み合わせて使用することで、より便利に活用することが可能だ。

 スマートカバーの金属部分には、上下に2個の物理ボタンが配置されており、各々にプラス90度回転、マイナス90度回転、スクリーンショット、全画面リフレッシュ、固有動作なしの5つから、好みの動作設定ができる。筆者は上のボタンに+90度回転、下のボタンにスクリーンショットを割り振って活用している。

スマートカバー上の2個のボタンは、スクショや画面回転機能などを割り振ることができる

 カラーE Ink電子ペーパーはまだまだ発展途上のテクノロジーだが、今回のKaleidoPlus On Cell ePaperの搭載であるレベルに達したと言える。しかしペーパー液晶本来の残像問題もないとは言えず、ユーザーの能動的なスクリーン全体のリフレッシュ操作は有効だ。Nova Air Cでは3つのリフレッシュモードにより手書きや読書、動きの多いウェブブラウジングなどの最適値をユーザーが事前設定することも、適用可能となっている。

電子ペーパー系を使ったことのある人なら、残像をリフレッシュして消したくなるシーンが時々起こる。Nova Air Cは3つのモードから選んでスマートカバーのボタンや常時画面表示して置けるナビボールでいつでもタッチ一発で可能だ

 きめの細かいカスタマイズが可能で、ほかのデバイスとの親和性も高いNova Air Cだが、現状では少し気になる点もある。少なからずのAndroidスマホやタブレット、PCのユーザーがメンバーデバイスの一つとしてNova Air Cを仲間に入れた時に、気になる点はカラーの色味の差だ。

BOOX Nova Air Cに限らずカラー電子ペーパー系では、くっきりした表示のためにカラーデータをパネルに合わせて最適化している。なのでスクショを撮ると強調しているカラーがよく分かる

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