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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第64回

【今月の自作PCレシピ】OS込み22万円で組める! Core i5&RTX 3070高fpsゲーミングPC

2021年04月16日 19時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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高fpsゲーミングを狙ったRTX 3070を組み合わせ

 そして2つ目は、供給不足に改善の兆しが見えないビデオカードだ。オリジナルのBTO PCや主要都市に店舗を展開しているツクモだけあって、需要を満たすにはほど遠いが、GeForce RTX30シリーズも少数の入荷を繰り返しているとのこと。在庫が厳しいのは同じだが、自作PCパーツの一式購入時や組み立て代行時は、運良く入荷したRTX30シリーズで組める可能性は十分にある。ゲーミングPCの自作を考えている人は、まずはスタッフにパーツ一式購入の相談をしてみるのもありだろう。

 今回は、144Hzなどの高リフレッシュレート対応ゲーミング液晶と組み合わせて、eスポーツおなじみのFPSゲームタイトルをプレイできるように、GeForce RTX 3070を選択している。選んだのは、GeForce RTX 3070搭載ビデオーカードのなかでは比較的価格が安いというASUS「DUAL-RTX3070-O8G」だ。

今回はRTX 3070搭載ビデオカードのなかでは比較的安価というASUS「DUAL-RTX3070-O8G」を選択

 この2つのトピックに加え、Windows 10を除けば20万円アンダーに収まっているのも魅力的だ。なお、OS新規購入時も別のPCとUSBメモリーか光学ドライブがあるなら、数千円安価なDSP版のWindows 10にすることで、コストダウンできる。

DSP版はパッケージ版より安価だが、提供が光学メディアになる。光学ドライブを用意するか、別のPCを使ってUSBインストールメディアを作成する必要がある

そのほかのパーツにもスキは見当たらない

 メモリーは、XMPを使ったオーバークロック設定が可能になったB560チップセットに合わせて3200MHz駆動かつレイテンシーがCL16-18-18と高速なCFDのDDR4-3200 16GB×2枚セット「W4U3200CX1-16G」を選択。ゲーミング液晶と組み合わせた高フレームレートゲーミングでのフレームレート向上と、GeForce RTX 3070の性能を余すことなく引き出せるという。

 ほかにもストレージには、大容量化著しいゲームを複数インストールできる容量1TBモデルのなかから、最近値下がりしコスパがさらにアップしたというcrucial「P5」をチョイス。耐久性に不安のないTLC NAND採用で、ピーク性能はリード3400MB/秒、ライト3000MB/秒のパフォーマンスを発揮する。

ヒートスプレッダーを装備するCFD販売のDDR4-3200対応オーバークロックメモリー。容量16GB×2枚セットの「W4U3200CX1-16G」を選んだ

最近値下がりしたというcrucial「P5」。写真や動画の保存に、複数のゲームタイトルをインストレールできる1TBを選択

 さらにPCケースには、各パネルに吸音材を備える静音仕様に加え、120mmファンをフロント×3、リア×1、ボトム×1の計5基標準装備するエアフローが強力なAntecのミドルタワー「P10 FLUX」を組み合わせている。

紅谷さん推しPCケースのAntec「P10 FLUX」。手ごろな価格で吸音パネルや、高いエアフローが備わっているのが魅力という

スッキリデザインのフロントパネル。なお、パネルは両開きタイプになっているのもポイント

フロントには標準で3基の120mmファンを装備。エアフローは抜群だ

シンプルな内部レイアウトで、5インチベイも装備している

 電源ユニットは、インテルと提携して世界初のATX電源を製品化した老舗メーカーFSPの製品だ。「Hydro GSM Lite PRO 750W」は、1万円以下ながら80PLUS GOLD認証取得の750Wで、シングルレーン+12V設計、日本メーカー製105度電解コンデンサー、セミプラグイン&フラット電源ケーブル(一部)を採用する。

80PLUS GOLD認証を取得するFSPの「Hydro GSM Lite PRO 750W」。高い信頼性とともに、スペックも十分だ

【取材協力】

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