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FRONTEO、AGCと共同開発の技能伝承・組織知形成に役立つAIナレッジシェアシステム「匠KIBIT」の販売を開始

PR TIMES

株式会社FRONTEO
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、AGC株式会社(本社:東京都千代田区、社長:平井 良典、以下 AGC)と共に開発した製造業における技能伝承や、企業内での組織知形成に役立つAIナレッジシェアシステム「匠KIBIT(商標出願中)」の販売を開始しました。



 FRONTEOは2017年よりAGCと共に、FRONTEOが保有する言語解析AIエンジン「KIBIT(読み:キビット)」を活用した技能伝承システムの開発をすすめ、2020年7月に匠KIBITとして発表しました。匠KIBITは製造業における熟練技術者の知見を組織知として蓄積するシステムで、作業や業務を遂行する上で助けを必要としている技術者が質問を入力すると、既に蓄積されている熟練技術者の知識の中から、質問者に必要な知見を参照することができます。熟練技術者の高齢化や、若手人材の採用難による継承者不足、海外も含めた拠点の分散化など、企業の競争力ともいえる技能をいかに守り、伝承していくかが、製造業において喫緊の課題となる中、匠KIBITは熟練技術者が試行錯誤の末生みだしたノウハウや、生産計画や工程における工夫など、経験によって培ってきた暗黙知を組織知とするのみならず、組織内でのナレッジシェアという文化形成にも役立っています。現在、匠KIBITが対応している問い合わせ数は多い日で約40件にのぼります。これは人が1日に回答できる問い合わせ数を超えており、また有識者・熟練技術者の貴重な労力をAIで代替することができています。


 FRONTEOはこの度、製造業をはじめ、技能伝承にお悩みのさまざまな業界での匠KIBITの活用・普及を目指し、システムとして販売を開始しました。多くの企業で多拠点化、テレワークが進み、トレーニングや技能伝承、ナレッジ共有の手段の変化が求められるなか、匠KIBITは様々な業種の「匠」の技能・技術を組織知として集約、必要な人に共有することで、組織力の向上にも役立ちます。

 FRONTEOは新しい生活様式とそれがもたらす社会の変化にいち早く適応し、事業の継続・拡大を目指す企業や団体を、多様なAIソリューションによりサポートしてまいります。

■KIBITについて URL: https://www.fronteo.com/products/kibit/
「KIBIT」は、テキスト解析においてキーワードに頼らず、専門家や業務熟練者が備える“暗黙知”を再現した独自の機械学習アルゴリズムを用いた人工知能です。高い自然言語処理技術を持ち、少量の教師データで短時間での高精度な解析が可能です。

■AGCについて URL: https://www.agc.com/
AGCグループは、建築・自動車・ディスプレイ用ガラス、化学品、その他の高機能材料を世界のお客様に提供するソリューション・プロバイダーです。100年以上に亘る技術革新の歴史の中で、ガラス、フッ素化学、セラミックスなどの分野で世界トップクラスのコア技術を培ってきました。現在、グループ全体の年間売上は約1.5兆円、従業員数約55,000人、30以上の国と地域でグローバルに事業を展開しています。

■FRONTEOについて URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野へと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。資本金2,568,651千円(2020年3月31日現在)。

※FRONTEO、KIBIT、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。