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Apple Watch 6に新デザインのiPad Air! 秋のアップル発表会第1弾 第26回

今年の冬こそiPad入門!

最新iPad Airと第8世代iPadはどちらを選ぶべき?

2020年11月27日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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AirPods Proにペアリングすると楽しめる「空間オーディオ」はiPadOS 14を入れた第8世代のiPadも対応する

エントリーモデルのiPadでも使える、便利なiPadOS 14の新機能

 秋にはiPadの可能性を広げる革新的なiPadOS 14もリリースされた。数々の新機能はもちろん、第8世代のiPadでも活用できるものばかりだ。筆者が特に画期的だと思うふたつの機能を紹介しよう。

 ひとつは「空間オーディオ」だ。アップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」とiPadをペアリングすると、Apple TV+で配信されているDolby Atmos、または5.1チャンネル以上のサラウンド音声を収録するビデオコンテンツを再生した時に立体サラウンド音声が楽しめる。

 さらにダイナミック・ヘッドトラッキングと名付けられた機能により、AirPods Proが内蔵する加速度センサーとジャイロスコープのデータを元に、ユーザーの頭の向きや位置をリアルタイムに検知。画面の中の登場人物やアクションにマッピングされた音像が、頭の向きを変えたり、デバイスを動かしてもブレることなくあるべき位置に正しく定位する。これら空間オーディオの技術により、iPadで楽しむ映像作品の没入感が格段にリアリティを増す。

 もうひとつはApple Pencilを使ってiPadOSやアプリのテキストフィールドに文字を手で書くと、自動的にタイピングテキストに変換する「スクリブル」だ。本稿を執筆している2020年11月下旬の時点では日本語の手書き入力にまだ対応していないが、アルファベットによる手書きを活かす手がある。

Apple Musicの検索ワードに手書きで、日本人アーティストの名前をアルファベットで書いてみる

 例えば「ミュージック」アプリで楽曲やアーティスト名を検索したり、Safariのキーワード検索などが一例だ。「メモ」アプリの手書き文字をタイピングテキストに変換してカット&ペーストができる機能もあるが、こちらも今後日本語対応が済めばiPadを活用できる幅がもっと広がるものと期待できる。

ラフな手書きの文字も正しく認識して意中のアーティストを見つけてくれた

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