■空気圧の設定と管理はちょっとシビア
もちろんこのタイヤも良いところばかりではありません。
まずポテンザ時代のような無茶は禁物。割り込み車両を回避するため、時速70キロくらいから強めのブレーキを踏んだところ、このクルマで初めて短いスキール音を聞きました。このタイヤのウリはウエット路面でのブレーキング性能ですが、ドライ路面の制動はトレッドの見た目通りと思って使っています。
そしてデイリーユースのタイヤとしては減るのが早そう。タイヤ側面に印字された「TREADWEAR」は240。これは大きいほど減りにくいという数字ですが、ポテンザ S001は280でしたから、なんとあのポテンザより早く減ってしまうのです。マジですか。
最後に、空気圧がシビア。特に高めに入れると中立付近が軽くなり、中央不感帯のような領域ができてしまう。「どうせ減るものだから多めに入れとこう」という、今までのようなズボラな空気圧管理ではイカンわけです。
そこで管理を簡単にするため、マキタの便利な空気入れを買ってしまいました。コードレスで、かつ設定した空気圧で止まるので、DC12Vの車載コンプレッサーより楽チン。
この面倒くさい空気圧の話は、エクストラロード規格共々、またいずれ。
この連載の記事
-
第72回
自動車
マツダ ロードスターRFのタイヤ交換にインパクトドライバーを使うとソケットビット選びが大変だという話 -
第71回
自動車
マツダ ロードスターRFのタイヤ交換にハイコーキの新作インパクトドライバーはどうなのかという話 -
第70回
自動車
マツダ ロードスターRF タイヤ交換にはインパクトレンチか、インパクトドライバーか? -
第69回
自動車
マツダ ロードスターRFと7つの空気圧計を持つ男 -
第68回
自動車
マツダ ロードスターRFと魅惑の高級空気圧計 -
第67回
自動車
人気のケルヒャー「K MINI」は買いなのか -
第66回
自動車
最小ケルヒャー「K MINI」人気の理由 -
第65回
自動車
マツダ ロードスターRF 空気圧との戦い -
第63回
自動車
マツダ ロードスターRF タイヤ選びは博打 -
第62回
自動車
マツダ ロードスターRF洗車道 プロ用高圧洗浄機は危険な沼だ - この連載の一覧へ