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T教授の「戦略的衝動買い」 第598回

「令和のポケットボード」スマホパソコン化計画の「Mirabook」を衝動買い

2020年09月10日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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英語キーのキートップにJISキー日本語のシールを貼ったキーボードは悲しい

キーボードの仕様と……さらに残念なことが……

 個人的な意見かもしれないが、仕様的に残念なところはキーボードだ。キーの打鍵感や全体のイメージは悪くはないのだが、入手したJISキーボードは英語配列キーボードに日本語のシール貼りというちょっと残念な仕様だった。またEnter、BackSpace、右Shiftキーの右側に縦1列のキーが配置されていることだ。Mirabookの外形サイズは320×220×15mm。一般的な13〜14インチのモバイルPC同等サイズだ。そして本体の重量は1.3kg。

個人差はあると思うが、Enterキーより右側にキーがあるのは邪道だ

 実は今回、この重量に関してきわめて残念なことがあった。8月末日の販売開始日に筆者宅にMirabookが配送された。使っているうちに、Mirabookが筆者のThinkPad X390(実測1191g)、ASUS ExpertBook(実測854g)と比べて"やけに重い!"と感じたのですぐにキッチン秤で計測してみた。驚いたことになんと本体の実測は1312gというスペックを大きく上回る重量だった。

スペックでも販売店のサイトでも重量は1kgだったのに実測したら316gも超過!

 ところが筆者がこのMirabookを衝動買い予約した8月初旬時点ではネット上のすべての先行製品紹介記事やニュースリリース、販売元のウエブサイト、筆者の購入先であるヨドバシ.com、そしてほかのAmazon、楽天などの商品説明も、なんと本体重量はすべて1.0kgと記載し販売されていた。どうも発表時のプレスリリースがなぜか1kgと間違って300gも軽く表記されてしまっていたようだった。

筆者がMirabookを購入したヨドバシ.comでも、販売元のHTLでも、9月1日までは1kgの表記のままだった

 モバイル系の商品で、スペックより製品が重いことは筆者の30年を超える長いモバイル人生でも初めての経験だった。一般的に、メーカーや販社は安全を期して複数のサンプル測定を行い平均重量より重めに記述するのがこの世界の常識だ。ところが今回のMirabookは、スペックより実機が実測で312gも重いという前代未聞の結果となった。

筆者のメインラップトップPCのThinkPad X390(下)とASUS ExpertBook(上)とMirabook(中)ほぼ外形的に同サイズのラップトップPCだ

 筆者の経験からはあまりにも考えられない状態だったので、即、販売元とヨドバシ.comにメールで確認したところ、販売元からは丁寧な謝罪文と単純な記述ミスであることのご連絡いただいた。結果的にはクラウドファンディングで登場した当時の"羽のように軽い1kg"という初期の製造元のコピーが、そのままプレスリリースにも使われたのが原因のようだ。1kgが羽のようかどうかは異論があるかもしれない。

ThinkPad X390は実測1191g、ASUS ExpertBookは854g、Mirabookは1312gだった

 しかし、元々はクラウドファンディングからスタートしたとはいえ、Mirabookはすでに半年以上の期間を経由した商品だ。この間、誰も実機の重量を測定しなかったのか不思議だ。モバイルPCにそれほど詳しくない素人でも1kgと1.3kgの差異は手に持って実感できる重量差だ。結果的に9月2日以降、関連サイトには間違いだった重量改定の案内が出され、今現在では多くのサイトで重量は実際の1.3kgに改定されている。

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