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オートメーションが進化したスマートリモコン「Nature Remo 3」先行予約開始

BLE搭載で連携できる家電がさらに広がる

 Natureは、手軽にスマートホームを実現できるスマートリモコン「Nature Remo(ネイチャー リモ)」シリーズの第3世代「Nature Remo 3rd Generation(以下、Nature Remo 3)」 を発表。価格は9980円で発売は7月中旬~8月上旬の予定。また6月24日よりを特別価格8980円(数量限定)での先行予約受付を開始した。Nature Remo 3は、新たにBluetooth Low Energy(BLE)を搭載。また各種センサーの精度が向上し、より細かなオートメーションの設定が可能になっている。

 「Nature Remo」シリーズは、2017年の販売開始以来、既存のテレビやエアコン、照明器具などの家電製品を手軽にスマート化できることから人気を集め、2019年7月末で累計10万台以上を販売している。これまではソフトウェアアップデートが中心だったが、今回の新製品「Nature Remo 3」では、ハードウェアのデザインを一新し、第2世代の「Nature Remo」の74ミリ角から70ミリ角と縦横4ミリ小さくなり、重さも61グラムから40グラムへと軽量化している。カラーは、白とシルバーのツートーンで、背面にはキーホールがあり、壁に取り付けることを前提としている。機能としては、新たにBLEを搭載し、赤外線リモコン付きの家電に加え、BLE対応家電とも連携できるようになったのが大きな変更点だ。

 BLEによる連携の第1弾として株式会社ロビットが提供するめざましカーテン「mornin' plus (モーニンプラス)」に対応。Nature Remo 3のオートメーション機能によるカーテンの自動開閉やスマートスピーカーを介して、声でカーテンの開け閉めが行なえる。連携できるBLE対応電は今後順次追加される予定だ。

 Nature Remo 3では、温度センサー、湿度センサー、照度センサー、人感センサーの4つのセンサーの精度が向上。例えば、タイマーで起床時にテレビをつける、GPS機能で自宅に近づくと自動でエアコンをオンにし、温度・湿度センサーで冷暖房や除湿モードを切り替える、照度センサーで暗くなったら照明をつける、といった細やかなオートメーション化が可能になる。

Nature Remo Eとの連携で
リアルタイムの電力使用量に家電の自動制御が可能に

 Natureは、もともと再エネシフトを目指して立ち上げられた会社だ。Nature Remoシリーズは、そのための布石と位置付けられている。

 Nature株式会社代表取締役の塩出 晴海氏によると、「ピーク時の消費電力の約50%をエアコンが占めています。Remoシリーズは、一般のユーザーにIoTデバイスを提供することで、家庭のエアコンをネットからアクセスできるインフラを整えていくのが目的。4月28日にようやく電力モニタリングシステム『Nature Remo E lite』を発売できたので、これからはRemoとRemo Eの両輪で進めていきます」と説明。

 なお、今回のNature Remo 3のリリースに併せて、Nature Remoとエネルギーマネージメントシステム「Nature Remo E」との連携機能の強化を発表。Nature Remoのオートメーション機能で、Nature Remo Eで計測したリアルタイムの電力使用量をトリガーにエアコンなどを自動制御できるようになる。例えば、電力使用量が2000Wを超えたらエアコンをオフにする、といった設定をしておけば、より手軽に節電ができる。今後、蓄電池の残量に応じたコントロールを可能にするなど、電力のトリガーを増やしていく計画だ。

電力使用量が2000Wを超えると、自動でエアコンがオフになる

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