■デジタル式の意外な盲点
では測ってみましょう。
設定したトルクに近づくと「ピピピピ」と断続的に音が鳴り始め、それが設定値に達すると「ピー」という連続音に変わると同時に、LEDが光って知らせてきます。
これはこれで分かりやすいんですが、ただ機械式のようにパキッと手応えが伝わってこない。おかげで力の加減や止めどころが分からず、ちょいちょいオーバーシュートさせてしまう。トルクの値は確実に読み取れても、設定した値で締まるかどうかは人の加減次第なわけです。
で、私は力の加減とオーバーシュートのチェックを、先のメモリー機能でやっておりました。これで4〜5回も練習すれば、だいたい1ニュートンメートルくらいの誤差で止められるようになります。上手くやるコツは、ゆっくり、じわーっと回すこと。グイグイとハンドルを押してはいけません。だからハンドルも長めのものがオススメです。
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