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石川温のPCスマホニュース解説 第79回

楽天スマホ、周波数「無断変更」の衝撃 なぜキャリアにとって周波数は重要なのか?

2020年06月16日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●周波数は経営戦略を左右しかねない

 KDDIでは、CDMA2000だと端末調達でも不利に働くと判断し、早くCDMA2000から卒業しようとNTTドコモやソフトバンクよりも4G LTEの導入を急いだ。800MHz帯でLTEを導入し、プラチナバンドで全国でつながりやすいLTEをアピール。

 KDDIでは他社よりも急いでLTE化を促進させたことで、 2022年3月末で3Gサービスを終了させる。ソフトバンクが2024年1月下旬、NTTドコモが2026年3月末に3Gサービスを終了させる計画であるのを見ると、いかにKDDIが「早く3Gをやめたいか」がわかる。

 KDDIは5Gの免許を取得する際、他社よりもやる気のある計画書を総務省に提出。結果KDDIは希望する周波数帯を獲得した。この経緯について髙橋誠社長は「我々が獲得した5Gの周波帯は、世界で数多く採用されている周波数帯だ。これにより世界で流通する端末調達がやりやすくなるだろう」とコメントしていた。

 キャリアとしてどの周波数帯を持つかは、世界の情勢を見る必要もあるし、結果として端末調達にも影響を及ぼす。キャリアにとって、どの周波数が使えるかは、実は経営戦略を大きく左右しかねないのだ。

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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