このページの本文へ

ジャイアン鈴木のスイフトスポーツで駆け抜ける! 第5回

慣らし完了! スイフトスポーツの本気を峠で試してみた

2020年05月30日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木(@giansuzuki) 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

高速道路の次は峠でスイスポの実力をチェック!

 せっかくスイフトスポーツを購入したばかりだというのに、長らくロングドライブしていません。近場の買い物のために乗っているぐらいで、県外への移動の自粛要請に粛々と従っているわけです。と言うわけで、今回の「スイフトスポーツの本気を試してみた【峠編】」は3月に日光、箱根に行ったときの記憶頼りに書いておりますことをご容赦ください。

これは3月15日に日光へ行ったときの写真です。まだ雪が残っておりました

 さて、スイフトスポーツで峠を走ったときの感想ですが、結論としては最高です。最大トルク230N・m(23.4kg・m)/2500~3500rpmという低回転からトルクフルなエンジンを搭載しているので、通常は3速のまま、タイトなコーナーだけで2速に落とせば、ワタシ的には十分スポーティーな走りを堪能できます。

 高回転でパワーバンドを維持して走る気持ちよさも、もちろん理解しています。ただ、法定速度内で気持ちよく峠を流すのであれば、高回転型よりもトルク重視型のエンジンのほうがストレスなく走れるかなと個人的には考えています。

こちらは3月21日に箱根に行ったときの写真です。カーブで横Gが残っている状態でアクセルを開いたとき、荷重が滑らかに後方に移動して、景色の流れが速くなるのがなんとも気持ちよいです。タイヤを鳴らさなくても十分楽しめます

 スイフトスポーツの慣らし運転中にちょっと心配していたのが、あまりにも乗り心地がよすぎたこと。前に乗っていた「アルトワークス」がわりとガッチガチの足回りだったので、峠を走っているときにロールが大きかったらヤダなーヤダなーと思っていたのです。でも、これは杞憂でした。

 もちろん急にハンドルを切れば大きめにロールしますが、スムーズに舵角を増やしていくような走りであればサスペンションがグッと踏ん張ってほとんどロールしません。アルトワークスのゴーカートライクな足回りも魅力的でしたが(家族には不評でしたが)、スイフトスポーツの足回りもしっかり「スポーツカー」していますね。

 ブレーキもコントロールしやすいです。低速でラフに踏むとやや効き過ぎるブレーキですが、高い速度域ではブレーキ力の調整が容易です。軽く踏んで荷重を前に移動してから、踏力を少しずつ増やしてコーナー前までにしっかりとスピードを落とす……という操作が確実にこなせます。安心感高いですよ。

フロントにはマクファーソンストラット式サスペンション、リヤにはトーションビーム式サスペンションが採用されています。段差のショックは滑らかに吸収するのに、コーナーではほとんどロールを抑えて踏ん張ってくれるセッティングが絶妙です

 低速から力強いエンジン、しっかりとした踏ん張りを感じられるサスペンション、踏力がリニアに反映されるブレーキと、スイフトスポーツは法定速度でも操る楽しさを味わえる「スポーツカー」だなと改めて惚れ直しました。

 さて次回は、筆者がスイフトスポーツでマニュアルにこだわった理由をお伝えしたいと思います。ATをディスるつもりはないのでご安心ください。

今後の予定

第6回 スイフトスポーツでマニュアルを選んだワケ
第7回 スイフトスポーツで一泊二日の旅行に行ってみた
第8回 スイフトスポーツをデカールでプチカスタマイズ

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ