ラジコンでもFF車特有のタックインを体験できる!
スイフトスポーツでフルスロットル走行できない欲求不満を解消するために、タミヤの1/10スケールラジコンカー「XBシリーズ(完成モデル) No.220 1/10RC XB スズキ スイフトスポーツ(M-05シャーシ)」を購入しました(スイフトスポーツ乗りがタミヤのラジコン版スイスポを試してみた)。前回は製品自体をご紹介しましたが、今回は実際にこのマシンを走らせてみた感想をレビューします! とは言ってもウン十年ぶりにラジコンカーを走らせたヘッポコなりのレビューであることをご了承ください。
さて、本製品は「EXPERT BUILT」と呼ばれる完成モデルですが、本当にプロポに電池を入れて、バッテリーを充電するだけで走行を開始できます。ワタシが購入したマシンは、スロットルやステアリングの調整はまったく必要ありませんでした。
説明書にはテスト走行したうえで調整するようにと記載されていますが、完成モデルとして組み立てられたあとに、ある程度セッティングが施されているのかもしれません。
今回の完成モデルはノーマル車ですが、スピードに不満はないですね。まあサーキットを一緒に走っていたほかのマシンは異次元のスピードで呆然としましたが、初心者や、筆者のようなラジコンカムバック組にはノーマルのスピードで十二分。まずはこのスピードでラジコンの操作に慣れるべきでしょう。
ただし、ちょっと急カーブを曲がりにくく感じました。スロットルを抜くことによりFF車で急旋回するテクニック「タックイン」の効きが弱く思えたんです。サーキットの店員さんにアドバイスをお願いしたところ、そもそもスロットルを戻すのが遅いそうなのですが、ノーマル車はフロントのデフオイルが軟らかすぎるとのこと。硬いオイルに換えれば、デフの効きがよくなるそうです。前編でサスペンションとタイヤを交換する予定とお伝えしましたが、まずはデフオイルの変更から試してみたいと思います。

相当激しいクラッシュもありましたがボディーに割れはありませんでした。汚れも無水エタノールで綺麗に落とせます。でも今後の大クラッシュに備えてポリカーボネートボディーを「アルミグラスメッシュテープ」で補強しておきます
スイフトスポーツの実車とはフィーリングが異なりますが、FFならではのタックインの挙動を彷彿とさせるラジコンの操縦も楽しいですね。空いている曜日、時間を見計らって、しばらくサーキット通いを続けようと思います。

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