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ジャイアン鈴木のスイフトスポーツで駆け抜ける! 第4回

慣らし完了! スイフトスポーツの本気を高速道路で試してみた

2020年05月09日 15時00分更新

文● ジャイアン鈴木(@giansuzuki) 編集●ASCII

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慣らし運転が終わったスイスポの実力は!?

 スイフトスポーツが納車されたのが2月28日。約1000km走った時点でスズキのディーラーに持ち込み、かなり早めの1ヵ月点検を受けました。最近の車に一定期間低回転に抑えて走行する、いわゆる「慣らし」が必要かどうかは意見が分かれるようですが、今回購入したディーラーの営業さんからは「1000kmだけゆっくり走ってください」と言われていたので、素直なワタシは約束をしっかり守りました。「アルトワークス」のときは慣らしは必要ないとおっしゃっていたのですが、エンジンが高出力なぶん方針が違うのかもしれません。

 というわけで、1ヵ月点検の際にオイルを交換してから、早速スイフトスポーツの「本気」を試してみました。

1000km走行するまでは高速道路でも上限3000回転で走っていました

 とは言っても、本気の加速を試せる場所なんて一般道には存在しません。そこで向かったのが高速道路。加速車線から本線に合流する流れで、ぐいっとアクセルを踏み込んでみました。もちろん本線に安全に合流できる範囲の速度ですよ。

加速車線の法定速度は60km/hなんですよね

 感想は、まあとにかく速いの一言です。970kgの車重に対して、最大トルク230N・m(23.4kg・m)/2500~3500rpmという低回転からトルクフルなエンジンが搭載されているので、低回転からアクセルをべた踏みした直後にシートに押さえつけられるような加速感を味わえます。

 レッドゾーンが6250回転からなのに、そのはるか手前からレブリミッターが働いてしまうのが不満……というレビューをたくさん拝見しましたが、個人的には高い回転を維持して走るよりも、低めの回転で太いトルク頼りに走るほうが性に合っているので無問題です。

個人的には5000回転ぐらいまでで十分すぎるほど悦楽的です

 乗り心地は車両本体価格で200万円を切る車とは信じられないほど上質ですね。直近では「Alfa Romeo Mito」や「アルトワークス」に乗ってきましたが、足回りがもっともしなやかに感じられました。高速道路の段差もほとんど気になりません。予防安全技術「スズキセーフティサポート」も相まって、ロングドライブが本当に快適です。高速道路を2時間走ってもほとんど疲れませんね。

「イエローバレット」と称されるスイフトスポーツですが、高速道路での快適性はグランツーリスモに匹敵します。ただ、ガッチガチの足回りならではのスポーツフィーリングは、アルトワークスのほうが上です。スイフトスポーツを乗っていると、たまに懐かしく思い出します

 さて、ホットハッチが本領を発揮するステージはやはり峠。次回は峠でのスイフトスポーツの楽しさをレビューしたいと思います。

今後の予定

第5回 慣らし完了! スイフトスポーツの本気を試してみた【峠編】
第6回 スイフトスポーツはマニュアルとATとどちらがいい?
第7回 スイフトスポーツで一泊二日の旅行に行ってみた
第8回 スイフトスポーツをデカールでプチカスタマイズ

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