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大洗を愛する男による、大洗を盛り上げるためのクラウドファンディング

魚食べ放題コースや、豪華客船の旅も!

ハイド&ルークが「ARISE GIFT」立ち上げ

ハイド&ルークが「ARISE GIFT」立ち上げ

 ハイド&ルークは2月19日、新サイト「ARISE GIFT」の制作プロジェクトとして、CAMPFIREを通じたクラウドファンディングを開始した。

 ARISE GIFTは「DO TRY OARAI!」をコンセプトとしたポータルサイト。大洗の観光、遊び、食事などの情報を発信する。

 同社は2019年4月設立。代表取締役 廣岡 祐次氏は、人気テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」の宣伝プロデューサーとして、プロジェクト立ち上げから関わった人物としても知られているが、「大洗を盛り上げるための仕事がしたい」と思い立ち、同社を設立した。

大洗の町はリソース不足

 ARISE GIFTにも、廣岡氏の大洗への思いが込められている。廣岡氏は、ハイド&ルークを運営する中でいくつかの町の課題を発見したと話す。中でも「観光がメインの町なのに、観光のために使う予算や人は潤沢ではない」というリソース不足は、深刻な問題になり得る。廣岡氏の調べによれば、ここ10年、大洗の人口にはほとんど変動はないそうだが、今後は減少することも考えられる。町が高齢化し、人口が減少すれば、福祉やインフラの整備にかかる費用が増え、ますます観光に使える予算は減少してしまう。

左からハイド&ルーク代表取締役 廣岡 祐次氏、大洗観光協会 会長で割烹旅館 肴屋本店 代表の大里 明氏、Oaraiクリエイティブマネジメント 代表取締役の常盤 良彦氏

 また、町の特徴として個人商店が多く、eコマースへの興味はあるが、やり方がわからなかったり、対応のための資金が用意できないというケースも多いのだという。廣岡氏の調べでは、大洗町商工会に加入する商店のうち、ホームページを運営しているのは28%。そのうち、スマートフォンに対応したサイトを持っているのは、14%にとどまっているという。

 ARISE GIFTの制作プロジェクトは、これらの課題を加味して立ち上げられた。廣岡氏は、「はじめは、商店のホームページを代行して運営する方法も考えました。でも、興味はありつつ、人や資金に余裕がないという回答が多かったんです。

 それなら、私たちがポータルサイトを作ってしまえばいいのでは? と考えたことが、今回のARISE GIFTにつながりました。『私たちがサイトを作ったので、ぜひ参加してください』というかたちなら、商工会の皆さんには、負担なく参加してもらえるんじゃないかと考えました」と話す。

目標額は300万円、リターン品は大洗の名産品や観光パック

 今回実施するクラウドファンディングの目標支援額は300万円。このうち、30万円はポータルサイトとECシステムの設計に、80万円はポータルサイトのデザインとシステム構築に、100万円はECショッピング機能の構築に、90万円は、リターン品と諸経費に使うとする。

 支援金額によって、21種類のリターン品を用意。5000円以上の任意の金額を1口として参加できる「応援コース」は、同社の運営するコワーキングスペース「ARISE CO-WORKING」の1日利用券と、オリジナルのTシャツがもらえる。

ご飯のお供を詰め合わせにした「ご飯が進む!セレクション(7000円)」や「茨城と言ったらやっぱりコレ!ソフトタイプ干しいも(15000円)」「ビールのお供に最高です!ガンガン焼きセット マガキ(9000円)」など、さまざまな大洗の名産品をリターン品として用意

 このほか、ご飯のお供を詰め合わせにした「ご飯が進む!セレクション(7000円)」や「茨城と言ったらやっぱりコレ!ソフトタイプ干しいも(15000円)」「ビールのお供に最高です!ガンガン焼きセット マガキ(9000円)」など、さまざまな大洗の名産品を用意。

 さらに、大洗と北海道を往復する「豪華フェリー・スイートルームの旅 往復ペア」という70万円のコースや、大洗の料理店「ちゅう心」で、好きな魚を、好きな調理方法で、好きなだけ食べられる「魚食べつくしドリームプラン!ちゅう心で味わう最高の食事体験」という7万5000円のコースなども用意される。

将来的には、店舗スタッフのマッチングなども

 廣岡氏は、「立ち上げ時点では、このようなかたちのサイトとなりますが、将来的には、個人で野菜を育てている人の販売代行や、店舗間のスタッフのマッチングといった分野までになえるサイトにしていきたいとも思っています。大洗に興味を持つ人、大洗に来る人、大洗に住む人の架け橋になれたら」と語った。

 クラウドファンディング開始記念の生放送にゲストとして参加したOaraiクリエイティブマネジメント 代表取締役の常盤 良彦氏は「21種類ものプランが用意されていて、僕たちには考えもつかないなと思うものもあります。これからの大洗を楽しく盛り上げられるように、頑張ってほしい」とコメント。

 また、同じくゲストとして参加した大洗観光協会 会長で割烹旅館 肴屋本店 代表の大里 明氏は、「今までの大洗の観光は、私たちより上の世代の先輩方が盛り上げてくれていました。これからは、30代から40代のメンバーを中心に、『これからの大洗』にフォーカスを当てて盛り上げていきたいという気持ちがある。今回、廣岡さんが立ち上げてくれたプロジェクトは、観光協会としても『こんなことができたらいいな』と思っていた内容でした。これからも一緒に大洗を盛り上げて行けたら」と話した。

 なおCAMPFIREのプロジェクトページをのぞいてみると、記事制作時点の2月20日で、すでに117万円を超える資金が集まっている模様だ。

 大洗ファンの読者、この記事を読んでプロジェクトに興味を持った読者は、ぜひ参加してみては?

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