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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第647回

1億画素スマホ「Mi Note 10 Pro」は猫を撮るのも適している

2020年02月04日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家 編集●ASCII

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望遠と広角の二刀流は旅先でも便利

 ただ、実際に撮った写真を見返してみると、1億画素の広角カメラよりは、2倍のポートレートカメラ(こっちは約1200万画素)で撮った写真の方が多かった。その方が猫を撮りやすいからね。キャットタワーで寝てる姿を斜め下から。

わざと斜めにして2倍カメラで寝姿を狙ってみた。2020年1月 シャオミ Mi Note 10 Pro

 ちょっとハートっぽいかなと思って、向かい合って転がってる猫を真上から。思ったほどハートっぽくはなかったけど、絡み合ってる感じがなんか楽しい。

真上から。互いの足としっぽがややこしく絡んでるところがいい。兄弟?2020年1月 シャオミ Mi Note 10 Pro

 そうそう、猫に限らないのだけど、写真を撮るときはカメラの「高さ」って大事。同じシーンでも被写体と同じ高さから撮るか、下から撮るか、上から撮るか、ちょっとした角度で全然印象が変わるから。その点、スマホはどんな持ち方で撮ってもよいからアングルを変化させやすくて良い。

 さて、このシャオミのMi Note 10 Proはなんとカメラを5つ搭載してる。5連カメラである。中央が1億画素の広角カメラで、さらに2倍、5倍の望遠系カメラと、超広角カメラとマクロ専用カメラを持ってる。そこがどんな場所でどんな様子なのかを一望したいなら超広角がおすすめ。

 こんな場所です。猫の保育園みたいな感じで、みなさん思い思いに昼寝中。中央のホットカーペットの上に張り付いてるのは、いつでも遊びたい子猫たち。大人の猫は好きな場所でのんびりしてるのだ。

保護猫シェルターの様子を超広角で。様子が一目瞭然なのだけど、こういう場所では他のお客さんが入らないよう注意するべし。2020年1月 シャオミ Mi Note 10 Pro

 5番目のカメラは近距離撮影専用のマクロカメラでこれは200万画素と少なめ。一番多い1億画素と2桁違うという大胆さであるけれども、せっかくなので寝てる猫をアップでマクロ撮影してみた。

200万画素はやや心許ないが、ぐっと寄って撮るのに最適な設計になってるのでけっこうきりっと撮れる。2020年1月 シャオミ Mi Note 10 Pro

 なんかね、もうスマートフォンにカメラが2つや3つは当たり前になってるんだけど、いっぱいついてて使い分けられるのは楽しいわ。とりあえず6つまでは増えても驚かないかなと思う。8つになるとちょっと驚く。

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筆者紹介─荻窪圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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