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T教授の「戦略的衝動買い」 第543回

半世紀の時を経て令和のインスタントカメラ「instax mini LiPlay」を衝動買い

2019年08月07日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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写真とサウンドQRを同時に記録できる
デジカメ機能ベースのインスタントカメラ

 さて、今回衝動買いした「instax mini LiPlay(インスタックス・ミニ・リプレイ)」は、ゾフォートと同じインスタックス・ミニ・フィルムを使用するデジカメ機能ベースのインスタントカメラだ。

 富士フイルムの「“チェキ”instax mini 90 ネオクラシック」をベースとしたLeicaゾフォートがデジタル技術を使った現代のインスタントカメラであるのに対して、instax SQUARE SQ 10はデジカメにデジタルプリンターを抱き合わせたようなハイブリッド商品だ。

 instax mini LiPlayは、インスタックス・ミニ・フィルムを使用することで、instax SQUARE SQ 10をよりコンパクトにし、さらにユーザが録音した10秒間のサウンドQRコードを写真と同時にフィルム面に印刷できるという発想のおもしろい商品だ。

 instax mini LiPlayは外観カラーの違いで3モデル発売されているが、今回はおとなしくブラックモデルを購入した。ゴールドカラーとのツートーン効果もブラックの面積が大きく、意外と安っぽくないシックな大人のカラーコンビネーションだ。

スクエアなinstax SQUARE SQ 10に比べると、遥かに小さくなったinstax mini LiPlay。ブラックな部分の面積が大きく、差し色的に入っているゴールドがオシャレなブラックモデルを自画自賛して衝動買い。ゴールドカラーのスクエアなシャッターとレンズ回り、丸いサウンド録音ボタンが特徴だ

スクエアなinstax SQUARE SQ 10に比べると、遥かに小さくなったinstax mini LiPlay。ブラックな部分の面積が大きく、差し色的に入っているゴールドがオシャレなブラックモデルを自画自賛して衝動買い。ゴールドカラーのスクエアなシャッターとレンズ回り、丸いサウンド録音ボタンが特徴だ

フィルム排出口が上にあり、側面にフレームショートカットボタンや電源ボタンがある

フィルム排出口が上にあり、側面にフレームショートカットボタンや電源ボタンがある

背面はシックなブラックが面積的により大きく落ち着いた雰囲気。フィルムドアロックと操作系のボタンが下部に横に並ぶ

背面はシックなブラックが面積的により大きく落ち着いた雰囲気。フィルムドアロックと操作系のボタンが下部に横に並ぶ

 instax mini LiPlayはinstax SQUARE SQ 10(フィルム込み実測478g)と比較して、フィルムサイズがコンパクトであることでカメラ全体が極めて薄くて小振り。重さも実測276g(フィルム込み)と軽い。

 軽量なので親指と人差し指以外でカメラを挟むように持って、姿勢を変えることなく人差し指でシャッターを押すスタイルにも無理がない。正面にはシャッターボタンとフラッシュ、セルフィーミラー、長押しで音声録音がスタートするサウンドボタンがある。

 側面には、上から3個のフレームショートカットボタン、リセットボタン穴、電源ボタン、マイク・スピーカーが配置されている。背面には、液晶モニター、その上にフィルムドアロック、MENU/OKボタンと、その周囲に十字セレクトボタン、戻るボタン、再生ボタン、プリントボタンが並ぶ。また液晶モニター左横にはmicroSDカードスロットがある。

 microSDカードのスロットも側面にある。シリコンのカバーで保護されている

microSDカードのスロットも側面にある。シリコンのカバーで保護されている

 基本的には、一般的なデジカメのように撮影し、データはmicroSDカードに保存される。そして撮影済みの写真を画面に表示し、その写真に付加するサウンドファイルを録音し、サウンドファイルの保存される場所のURLをQRコード化し写真とともにプリントするのが全体の流れだ。

 実際のサウンドは、instax mini LiPlayとBluetooth接続された専用アプリを導入したスマホ経由でサーバーにアップロードされる。実際のサウンドデータはサーバー上に保管されるので、QRコードさえわかれば、いつでも誰でもどこからでも、聴きたい時に目的のサウンドをブラウザー経由で自由に聴くことができる。instax mini LiPlayの名前の由来でもあるのだろう。

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