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T教授の「戦略的衝動買い」 第577回

失敗を楽しめる人に! 手回しインスタントカメラ「Pixtoss」を衝動買い

2020年04月16日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ピックトスは手回しハンドルでフィルムを送り出すエコなチェキカメラ

 スマートフォンのカメラ機能が毎月のように驚異的に向上し、いまでは1億画素のスマホカメラも登場する時代となった。一方、市場ではチェキを代表とするアナログのインスタントカメラの需要も旺盛だ。

現在発売されているのはミルクホワイトのモデルだけ

 そんな中で、玩具のタカラトミーが2月28日に販売を開始したチェキフィルムを使う「Pixtoss」(ピックトス)というインスタントトイカメラを、発売日に予約衝動買いした。現在発売中のモデルは筆者が手に入れた白を基調とした「ミルクホワイトモデル」のみだ。

 同時に発表されたほかの2色、「ソーダブルー」と「ピーチピンク」は4月末頃の出荷予定で現在、予約受付中のようだ。

さまざまなサイズのチェキフィルムを利用するインスタントカメラは世界中にある

 インスタントカメラの標準フィルムとしての地位を確立した通称「チェキフィルム」(インスタックスミニ フィルム)を使用する、アナログのインスタントカメラはライカのゾフォートをはじめ、ロモのスクエアやクラウドファンディングで人気を博したESCURAなど、すでに多くの種類のインスタントカメラが世界中で発売されている。

1970年代にポラロイドカメラから始まったインスタントカメラは、いまも人気だ

 ピックトスはチェキフィルムの中でも比較的小さな「インスタックスミニ(チェキ)フィルム」(外形サイズ:8.6×5.4cm、画像サイズ:6.2×4.6cm)を使用する。カラー、モノクロに加えてユニークなバリエーションのフレーム付きのフィルムも発売されている。目的に特化したフレームを選べば、楽しい雰囲気の写真を撮影後も楽しめる。

ピックトスはチェキ用のを使用する

 筆者もハマってしまったピックトスの楽しいところは、撮影直後のフィルムの排出をチープな電動メカではなく、ハンドルを手で回して排出するエコでレガシーな仕組みだ。基本的にはチェキなので、なにも映っていない状態で排出されたフィルムは約90秒かけて、じわっと撮影結果が表示される。

手回しで撮影後のフィルムを排出するのはクラウドファンディングで人気だったカラフルなESCURA(左)が先輩だ

 手回しでフィルムを排出する仕組みは、前述したクラウドファンディングで多くのバッカーを集めたESCURAが少し先行した感じだ。60年代のアメリカを思い浮かべるデザインのESCURAに比べて、ミルクホワイトモデルのピックトスはMUJIのインスタントカメラのような素っ気なさだが、これはこれでシンプルさが際立ってお好みの人も多いだろう。

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