組みたい自作PC構成まるわかり!! 第41回
スタッフ物欲編
【今月の自作PCレシピ】ツクモ石井さんが愛してやまないMicro ATX最強マザーで組むこだわりPC
2019年07月14日 12時00分更新
テーマは最強のMicro ATX
ハイエンドパーツで構成されているのは一目瞭然だが、石井さんが愛してやまないのが、小型で必要十分な拡張性を備える“Micro ATX規格”と、ASUSの最強MicroATXマザーボードシリーズの「ROG MAXIMUS GENE」だ。
とくに機能を詰め込んだ、「ROG MAXIMUS GENE」シリーズへの愛は大きく、Intel 200シリーズで、ROG STRIXシリーズに“GENE”が統合されてしまい登場せず、数ヵ月の間、別のマザーボードに浮気したものの、これまで自作PCのパワーアップや新規購入は基本、“GENE”とともに行なっている。
構成は当然、Z390チップセットを採用したASUS「ROG MAXIMUS XI GENE」を中核に、LGA 1151プラットフォームで選ばれており、CPUには8コア16スレッドで最大5GHz動作となる「Core i9-9900K」だ。
日常用途とAdobe Lightroomでの現像作業、写真の加工にはオーバースペック気味だが、今後は映像編集系も行ってみたいとのことで、9900Kを選んでいる。
Z390チップセットを採用する「ROG MAXIMUS XI GENE」は、最大2枚のM.2 SSDをCPU直結のPCIe 3.0×4経由で接続できるASUS独自スロットの「ROG DIMM.2」を備え、最大4枚のM.2 SSD搭載を実現するほか、8ピン×2仕様のCPU12Vコネクターや、高いオーバークロック動作を高めた2スロット構成のメモリースロットを採用するなど、ハインエンドモデルの機能をギュッと詰め込んでいる最強のMicro ATXマザーボードとなる。
また、ビデオカードは「ゲームを遊ばないが、どうせ買うならいまのGTX 1050 Tiから大幅にパワーアップしたい」とのことで、NVIDIA「GeForce RTX 2070」を搭載したASUS「ROG-STRIX-RTX2070-O8G-GAMING」を選択している。
日常用途メインでは確実にオーバースペックだが、石井さんが使ってみたいと語っていた動画編集ソフトウェアのBlackmagic Design「DaVinci Resolve」は、CPUだけでなく、GPU性能とVRAM容量が重要なのでRTX 2070の選択は十分ありと言える。
ちなみに、世にはCore i9-9900Kと同価格帯で12コア24スレッドを実現した「Ryzen 9 3900X」を展開する第3世代Ryzenが登場しているわけだが、石井さんいわく、「GENEクラスのMicro ATXマザーボードがないから、自分では組まない」という徹底ぶりだ。
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