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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第14回

自動車の黒船、テスラ Model3はアメリカ的合理主義の集合体だ

2019年06月27日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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インテリアはシックなブラックで統一
上品で高級感を演出している

 車内はしっとりとしたブラックレザーで統一。手触りやシートの硬さ、大きさは多くの人が思い浮かべる「アメリカ車」そのものだ。しかし、ダッシュボードのホワイトアッシュの装飾と相まって「アメ車はイマイチ高級感が足りない」というイメージとはまったく異なる上質さがある。インテリアが黒で統一されているため車内が暗いかというと、天面がガラスであるため適度に明るい。ヘッドクリアランスも余裕があり、ガラス天窓と相まってクーペタイプのコンパクトSUVより解放感と広さがある。フロントガラスの上下方向の視野の広さも印象的。

Model 3にはスマートフォンを置く専用スペースが設けられている(通常は蓋が被さっている)

コネクターは左がUSB Type-C、右がLightning

実際にiPhone 8を置いた様子

 面白いのは、USB Type-CおよびLightningのコネクターを備えたクレードル式充電スペースが用意されていること。車内で充電する際、スマホの置き場やケーブルの取り回しが煩雑になりがちなだけに、これはうれしい配慮だ。

Model 3のリアゲートを開けたところ

荷室は上下方向はやや狭いものの、奥行きは十分ある

リアシートを倒した様子

フロントにエンジンを搭載しないModel 3はフロントにもラゲッジスペースを用意する

 リアゲートを開けると、奥行き深い収納スペースが出現する。寝かせればマウンテンバイクも入りそうだ。エンジンがないため、フロントにも収納スペースが用意されている。これまたクーペタイプのコンパクトSUVより荷物が入ること間違いナシだ。

Model 3のステアリング

Model 3のシフトレバー。メルセデスと同じ方式だ。日本車にしか慣れていない人からすると、うっかりウインカーと間違えて操作する可能性があるので要注意

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