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痛車乗りは電気自動車の夢を見るか?第3回

EV界のスーパーウェポン

ジェットコースターの加速! スーパーEV・TESLAを体験

2011年10月25日 12時00分更新

文● 藤山哲人 ●車両協力/TESLAジャパン、高木多佳雄氏

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 連日お届けしている、電気自動車って呼ぶとかっこ悪いから「EV特集」と銘打っているこの連載。第1回は未来派EVラグジュアリーの日産「リーフ」を乗り倒し(関連記事)、第2回は軽自動車なのに1.6リッタークラスの加速を見せる乗りやすいK-EV、三菱「i-MiEV」をブイブイ言わせてきた(関連記事)。

 今回お届けするのは、これらのEVとは別次元・別世界のスーパースポーツEV「TESLA Roadster Sport 2.5」だ!

アジア圏で唯一のTESLA直営店。国道246号のホンダ本社より、ちょっと渋谷寄りにある。最寄り駅は地下鉄銀座線の外苑前

 その外観もさることながらパワーやハンドリング、ついでに価格も1400万円(オプションなし)とケタ違いなので、「スゲー! スゲーよ! TESLA!」と興奮して原稿もかなり感情移入しちゃうけど、読者のみなさんはしっかりテール to ノーズでついてきてほしい。

こちらはハードトップのRoadster Sport 2.5。オーナーさんがレースに出たため、通常は横浜ゴムのADVANブランドのタイヤだが、レースのスポンサーだったブリヂストンのタイヤに変更され、ステッカーもついているオプションのカーボンファイバー製のルーフは、取り外しは可能だが車内に積めないので持ち運びができない
こちらはノーマルのRoadster Sport 2.5。ルーフはファブリック製なので折りたたんでトランクに積んでおけるルーフは3分もあれば簡単に着脱できる。やっぱりスポーツカーはオープンの方がカッコイイ!

 そもそもTESLAと互角に勝負できるのは、フェラーリかポルシェ、ランボルギーニあたりだろう。でもこれらのスーパーカーってのは、結構ブランドとかステータスで乗っているオーナーも多いと聞く(本当に車好きで乗ってるオーナーも多いけど)。が! TESLAはASCII.jp読者のようにメカやITに詳しい人が、本当に車に惚れ込んでオーナーになるという車だ。ここではTESLA Roadster Sportのカッコよさもさることながら、エンジニア系の人が惚れ込むスゴイメカニックに数々を紹介していくことにしよう。と、その前に、お約束のPVを見てくれ!

シリコンバレーにある自動車メーカーTESLAだからEV

 まだまだ“知る人ぞ知る”TESLAという自動車メーカーについて説明しておく必要があるだろう。2010年に入ってからバッテリーをパナソニックと共同開発すると発表したり、トヨタが業務提携して出資していたり、またセダンタイプのモデルSを発表するなどで、新聞やテレビ報道などでその名前を聞いたことがある読者もいるだろう。とはいえ、最近はフェラーリを知らない若者がいるぐらいなんで……。TESLAについて少し説明しよう。

 「TESLAモーターズ」という会社は、アメリカはシリコンバレーに拠点を置くEV専門メーカーだ。しかも、インターネットをこの世に生み出したカリフォルニアのパロアルトにある。

Tの字をあしらったTESLAのロゴ。カーブが誘導モーターの一部にも、TESLAコイルにも見えるリアのエンブレムは、7セグメントのLEDっぽいデザイン

 社名は、筆者も尊敬する発明家「ニコラ・テスラ」をオマージュしている。彼の代表的な発明品は、EVのTESLAにも搭載されている交流誘導モーター(発電機)や、交流送電システムだ。それ以外にも無線通信や蛍光灯の原型も発明した人で、すでに100年以上経った今でも、電力インフラはニコラ・テスラが当時発明したものとほとんど変わっていないのだ。

 今でこそ、本気になって宇宙の太陽パネルで発電した電力を無線で地上に送電するなんて研究が行なわれているが、ニコラ・テスラは120年ほど前から無線送電網の実用化が可能であると研究していたほど、時代を先取りしていた発明家なのだ。あまりにスゴイ発明家だったために、同じ時代に生きたエジソンから相当な嫌がらせを受けたという、あまり歴史では語られないエピソードもあるほど。

 TESLAモーターズも、発明家のテスラに負けず劣らず、尖った会社が飛びぬけて未来的な車を製造していると言える。なにせEV専門メーカーなのだ。しかも、EVとは思えないパワフルで航続距離の長いRoadsterを生産している。日本の直営店は2010年11月に南青山にオープンし、アジアで唯一のTESLA直営店となっている。国道246号を渋谷方面に向かって走り、ホンダの本社をちょっとすぎた並びにあるので、休みの日に実車を見に行くのもいいだろう。

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