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T教授の「戦略的衝動買い」 第537回

どこでも使えるバッテリー内蔵ネットワークカメラ「どこでもスマカメ」を衝動買い

2019年06月26日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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2600mAhバッテリー内蔵で、Wi-Fi環境だけで最大2ヵ月動作する「どこでもスマカメ」。オプションのクリップスタンドを使えば、室内からテラス、玄関ポーチまで、いつでもどこでも観たい場所に自由に設置変更でき、遠隔からスマカメアプリで好きなときに自宅内や窓の外、車庫、花壇やペットの状態を確認できる

2600mAhバッテリー内蔵で、Wi-Fi環境だけで最大2ヵ月動作する「どこでもスマカメ」。オプションのクリップスタンドを使えば、室内からテラス、玄関ポーチまで、いつでもどこでも観たい場所に自由に設置変更でき、遠隔からスマカメアプリで好きなときに自宅内や窓の外、車庫、花壇やペットの状態を確認できる

バッテリー内蔵でどこでも使えるネットワークカメラ
「どこでもスマカメ」を衝動買い

 世に存在するネットワークカメラの多くは、専用ACアダプター接続を大前提としてWi-Fiを利用する商品が大半だ。部分的に変にマニアックな筆者などは、メーカーの動作保証範囲内ではないが、USBモバイルバッテリーを利用したりして、電源は無くてもWi-Fiの届く範囲で利用したりしている。

 今回ご紹介するネットワークカメラは、充電の時以外はACアダプターを一切必要としないP2Pネットワークカメラの老舗、プラネックスコミュニケーションズの「どこでもスマカメ(CS-QV40B)」だ。

1つのスマカメ標準アプリで、複数台の他のスマカメと切り替えて確認できる。スマカメ初のバッテリー駆動モデルだ

 同社は「どこでもスマカメ」とほぼ同時に、「スマカメ2 LTE」というSIMスロットに格安SIMを入れて、Wi-Fiの無い環境下でも設置運用できるネットワークカメラも発売している。

 あいにく、このスマカメ2 LTEはバッテリーは内蔵しておらず、ACアダプターが必要だ。現在のテクノロジーではバッテリー消費の多いLTE無線を内蔵バッテリーだけで賄うことは可能でも、十分長い時間の駆動にはまだストレスがあるとの判断だろう。

 筆者はこのスマカメ2 LTEをモバイルバッテリーとセットで屋外に持ち出し、ネットワークカメラとして使っている。昨今安くなった1万~2万mAhのモバイルバッテリーを利用すると、かなりの時間使えることは実証済みだ。

 さて、話を「どこでもスマカメ」に戻して簡単に機器をご紹介しよう。どこでもスマカメの最大の特徴は、バッテリー内蔵なのでWi-Fi無線の届く範囲ならコンセントからフリーになることだ。自宅で言えばテラスや、玄関を出たポーチでも簡単に使えるということになる。

 もちろん、部屋の中でもいつでもどこでも、設置場所を思い立った時に自由に移動して変更できる。ACアダプターのケーブルの長さをまったく気にせずに済むコードレス発想は、ホームユーザーにとってありがたい。

 一部の安価なカメラの中には、同じようにバッテリーを搭載し、内蔵メモリーに静止画や動画を記録するカメラも存在するが、基本的にはネットワークとは無縁の据え置き型カメラで、遠隔地から設置場所の状況をリアルタイムに観たり、その場でリモートコントロールすることはまったくできず、事後に録画内容をスマホやパソコンなどで見るための時間差商品だ。

 また、どこでもスマカメはIP65の防水仕様なので、雨に濡れる危険性のあるマンションのテラスなどで使ってもOK。バッテリー内蔵のカメラの場合、Wi-Fiルーターに繋ぐには専用のアクセスポイントを必要とするモデルもあるが、どこでもスマカメは超簡単なスマホアプリである「スマカメ」だけで、自宅のWi-Fiルーターに接続できる。

 もちろん、夜間になって周囲が暗くなれば自動的にナイトビジョンモードに切り替わり、真っ暗な夜間でも鮮明な画像を観ることができる。加えて本体にマイクとスピーカーを内蔵しているので、遠隔から設置場所の音声を聴いたり、声がけをすることも可能だ。

 スマホアプリで動体検知機能を設定すれば、どこでもスマカメが設置場所で動体検知すると、どこに居てもどこでもスマカメからのお知らせを受け取ることもできる。自宅周囲に設置したどこでもスマカメなら、出かける前に、スマホアプリで“みまもりモード”をオンにするだけで動体センサーオンに切り替え、帰宅すればオフにすることで簡単便利に活用できる。

 屋外で使うことも想定されたどこでもスマカメは、強烈な真夏の日射や冬の氷点下環境での不測の事態を考えてか、動画や静止画の記録に使うmicroSDカードスロットがサポートされていない。その代わり「スマカメクラウドレコーダー」を同一ネットワークで使うことで、動画データなどをDropboxやGoogle Driveに自動的にアップロード可能だ。

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