最新パーツ性能チェック 第261回
アプリ起動がとにかく速い!
Kingston製SSD「KC2000」レビュー、96層3D TLC NANDでリード3200MB/s超え
2019年06月28日 11時00分更新
動画編集時におけるスループットも良好
ストレージ系ベンチマークとしてもうひとつ、「AJA System Test」も試してみた。これは動画のキャプチャーや再生時を想定したテストで、指定したフォーマットの動画を読み書きした時にどの程度スループットが出るかをチェックするもの。テストデータサイズは16GB、5120×2700ドットのRED動画(コーデックはREDCODE 8:1)を扱うという想定で検証している。AJA側のディスクキャッシュ機能は無効化(デフォルト)している。なお、CrystalDiskMarkと同様、ウィンドウで色分けしている。
まず総合的な読み書き性能はCrystalDiskMarkより厳しめの結果になったが、それでもKC2000はリードで2800MB/s以上出せている。その他のコスト重視のSSDよりもずっと良好な結果と言えるだろう。
注目したいのは書き込み性能の傾向だ。グラフは横軸が動画のフレーム数、縦軸が書き込み性能で、結果は赤い線でプロットされている。どのSSDも間欠的に遅くなる瞬間があるが、KC2000は安定値が高い反面、他のSSDよりもやや高い頻度(最も頻度が高いのは860 QVO)で書き込み速度が落ち込む。最も落ち込む時の書き込み速度はおおよそ127MB/sだった。
この連載の記事
-
第439回
自作PC
暴れ馬すぎる「Core i9-14900KS」、今すぐ使いたい人向けの設定を検証! -
第438回
デジタル
中国向け「Radeon RX 7900 GRE」が突如一般販売開始。その性能はWQHDゲーミングに新たな境地を拓く? -
第437回
自作PC
GeForce RTX 4080 SUPERは高負荷でこそ輝く?最新GeForce&Radeon15モデルとまとめて比較 -
第436回
デジタル
環境によってはGTX 1650に匹敵!?Ryzen 7 8700G&Ryzen 5 8600Gの実力は脅威 -
第435回
デジタル
VRAM 16GB実装でパワーアップできたか?Radeon RX 7600 XT 16GBの実力検証 -
第434回
自作PC
GeForce RTX 4070 Ti SUPERの実力を検証!RTX 4070 Tiと比べてどう変わる? -
第433回
自作PC
GeForce RTX 4070 SUPERの実力は?RTX 4070やRX 7800 XT等とゲームで比較 -
第432回
自作PC
第14世代にもKなしが登場!Core i9-14900からIntel 300まで5製品を一気に斬る -
第431回
デジタル
Zen 4の128スレッドはどこまで強い?Ryzen Threadripper 7000シリーズ検証詳報 -
第430回
デジタル
Zen 4世代で性能が爆上がり!Ryzen Threadripper 7000シリーズ検証速報 -
第429回
自作PC
Core i7-14700Kのゲーム性能は前世代i9相当に!Raptor Lake-S Refreshをゲーム10本で検証 - この連載の一覧へ