「『ボーダーランズ』 ゲーム・オブ・ザ・イヤー エディション」でヒャッハーした
ぶっ飛んだ世界でハクスラを堪能、最新作の前にリメイク版『ボーダーランズ』が熱い
4月4日に、2KとGearboxがPlayStation 4/Xbox One/PC向けアクションRPG「『ボーダーランズ』 ゲーム・オブ・ザ・イヤー エディション」の配信を開始した。初代『ボーダーランズ』のリマスター版だが、グラフィックが綺麗になるだかでなく、新しい武器が登場したり、日本語吹き替えに対応していたりと、しっかりグレードもアップしている。また、これまでにリリースされたDLCもすべて収録ずみで、4つ目のDLC「Claptrapのロボット新革命」は日本語版では初収録となる。まだプレーしていない人も、1度プレーしたことがある人でも楽しめるリマスター版となっている。
個人的に同シリーズは気になっていたもののプレーできずにいたのだが、9月13日に最新作『ボーダーランズ3』が発売されることもあって、今回初めて『ボーダーランズ』の世界に飛び込むことにした。
アメコミ調の世界観でヒャッハーするゲーム
前述したように、私は『ボーダーランズ』シリーズ初プレーとなる。気になっていたというのはパッケージの絵が好みというだけで、中身についてはほとんどしらない状態でプレーした。
本作は、プレイヤーはヴォルト・ハンターの1人となり、パンドラという惑星で巨万の富を得られるという異星人の遺跡「ヴォルト」を探すことになる。オープニングから、アメコミを題材にした映画のような演出が多くあり、「お、これ好きな感じだ」とテンションが上がった。キャラクターや舞台となるパンドラもアメコミ調で、リアルではないものの味があっていい。個人的には、映画「マッドマックス」や「スター・ウォーズ」などがごちゃまぜになった世界観だなと感じ「なにこの世界最高やんけ」と思いながらプレーした。
ストーリーが始まると、まず4人のキャラクター「ソルジャー」「ハンター」「バーサーカー」「セイレーン」から1人を選択することになる。それぞれ得意な武器と特殊スキルを持っているので、自分に合いそうなキャラを選択してほしい。また、本作は最大4人のマルチプレーと、オフラインでも分割画面で最大4人でのプレーが可能となっているので、そういった場合は、一緒に遊ぶ友人と話し合ってヴォルト・ハンターを決めるといいだろう。
キャラクターを選択すると、突然視界に女性がでてきて、ヴォルトに導くといわれる。彼女に言われるがままバスを降りると、1台のロボットに話しかけられる。ひとまずロボットについていくとチュートリアルが始まり、操作方法やこれから何をしたらいいのかを教えてくれる。お茶目なロボットの喋り口調と動きに、SF好きであればきっとテンションが上がるはずだ。
パンドラには、主に脅威が2種類ある。パンドラに住んでいるモンスターと、略奪者となったヒャッハーな人たちだ。荒野にはびこるヒャッハーな人たちは、所かまわず襲い掛かってくるので、こちらも負けじとヒャッハーする必要がある。武器やスキルをうまく駆使しながら、襲い掛かってくるモンスターや略奪者をぶっ飛ばそう。
強い武器がドロップしたときのうれしさが半端ない
ハスクラ要素が楽しい
本作の冒頭では、惑星パンドラにいる略奪者ではない人たちから依頼を受けてストーリーを進めていくことになる。クリアすると報酬がもらえて、武器の購入やライフ・シールドの回復、ビークルなどに利用できる。また、死んでしまってリスポーンする際にも多少お金がかかる。
武器は自販機からでも購入できるのだが、敵を倒していると強い武器をドロップすることがあるため、バリバリ戦闘をこなしてより強い武器を集めるハスクラ要素が楽しめる。面白いと感じたのが、武器にはメーカーがあり、それぞれ実弾数や属性が違ったりする点。ヒャッハーな略奪者やモンスターと戦うぶっ飛んだ世界観なのにそこだけ急にリアルで、思わず「武器にメーカーあるのかよ!」と突っ込んでしまった。
武器は、ハンドガンやアサルトライフル、ショットガン、スナイパーライフル、ロケットランチャーなど種類は豊富で、プレースタイルに合わせて使いこなすといい。私は今のところハンドガンとスナイパーライフルを駆使していて、どちらも生身の敵だと発火して追加でダメージが入る属性が加わっている。武器によってはこの属性だけでなく、ダメージやリロード速度、精度などが異なるため、ダメージが高いだけで武器の強さが判断できないのも奥深いところだ。
本作はFPS視点で銃火器をぶっ放すため、FPS要素が強くなっているが、しっかりRPGな面もある。まず1つがレベルの存在。敵を倒すと経験値がもらえて、レベルが上がっていく。略奪者たちにもレベルがあり、ときには現状では倒せないという敵もでてくる。そういったときはしっかりと経験値をためてレベルを上げて、再度挑む必要がある。
また、レベルが上がるとスキルポイントが付与され、好みのスキルに振り分けることができる。どのスキルから上げていくかはプレーヤー次第だ。なお、私は最初にハンターを選択し、スキルで鷲のような鳥を飛ばして敵を攻撃させることができる。まだ序盤だが、かなり強力な攻撃となるので、ここぞというときに使用するようにこころがけている。
早く家に帰ってヒャッハーしたい
私はまだ、3時間程度しかプレーしていないので、まだまだ序盤だと思われる。しかし、すでにドップリとハマってしまっており、はやく家に帰ってあのヒャッハーな世界観に飛び込みたいと思いながら、この原稿を書いている。ぶっ飛んだキャラクターに、冒頭から謎の女性からの信号など謎の多いストーリー、強い武器を探し求めるハクスラ要素など、これからまだまだ楽しめる要素がたくさんありそうなので、楽しみだ。『ボーダーランズ3』の発売を前に、まだプレーしたことがないという人も、1度綺麗なグラフィックでおさらいをしておきたいという人も、ぜひこのぶっ飛んだ世界に飛び込んでみてほしい。
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