■実質値上げになるケースも
既存ユーザーが注意したいのは、「2〜4割の値下げ」が月々サポートやdocomo withを考慮しない正規料金との比較である点です。
たとえば筆者が契約しているプランは、20GBのウルトラデータLパックと5分かけ放題、SPモードで8000円になり、約2900円の月々サポートを引いた5100円を毎月支払っています。
これに対して、ギガホに700円の5分かけ放題を加えた月額料金は6980円になります。月々サポート終了後はギガホのほうが約1000円安くなるものの、毎月1500円引きのdocomo withなら6500円で済むのは微妙なところです。
また、月々サポートやdocomo withによる新規契約は5月31日に終わることから、夏モデルのスマホからは端末代金が上がることが予想されています。何らかの割引が検討されているとはいえ、月々サポートのように大幅な割引は期待できないようです。
最新のスマホに買い換えたい人にとって、新料金プランは家族割などを活用しなければ実質値上げになる場合があるというわけです。そこで期待したいのが、dポイントを利用した還元策です。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ