●クアルコム排除で5Gが問題に
アップルとしては現行のiPhoneに対してはインテルがなんとかモデムチップを供給してくれていたため、事なきを得ていた。しかし厄介なのは、今年すでにアメリカや韓国でサービス開始されている5Gへの対応だ。
インテルは5G対応に前向きで開発は進めていたようだが、いまだスマホ向けの5Gモデムチップを世間に発表できていない。
一方、クアルコムは3Gのころからモデムチップやアプリケーションプロセッサーなどを開発し続けており、ケータイやスマホの通信に関する膨大な特許を取得している。
5Gに関しても、2016年10月には「Snapdragon X50 5Gモデム」を発表。2018年12月には5Gモデムに対応した「Snapdragon 855」を公開。2019年2月には、サムスン電子やファーウェイなどから5G対応のスマホが続々と発表されたのだった。
やはり2019年2月にバルセロナで開催された「MWC19」において、クアルコムの関係者が「5G ONLY ON Android」というキャッチコピーが書かれたTシャツを着て、自社の優位性をアピールしていたのが印象的であった。
クアルコムとしては「5Gが動くのはクアルコムのチップを採用しているAndroidメーカーだけ。インテルと組んでいるアップルは5Gには対応できないだろう」という挑発めいたメッセージを業界関係者に訴求したかったようだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第279回
トピックス
「ahamoだけ遅い」は誤解──ドコモ値上げに立ちはだかる通信品質問題 -
第278回
トピックス
銀行職員のBeReal騒動はなぜ起きた 問うべきはリテラシーではなくスマホ管理だ -
第277回
トピックス
ドコモ、ソフトバンクも始めた「Starlink Direct」 KDDIが打ち出す“中身”の違いとは -
第276回
トピックス
ソフトバンク、独自のAIスマホを発売へ グーグル相手に勝算はあるのか -
第275回
トピックス
日本のミリ波どうなる? カギを握るのはやはりiPhoneか -
第274回
トピックス
iPhoneが変えた日本 キャリアとメーカーを揺るがした20年 -
第273回
トピックス
ANAモバイル開始、その裏で存在感を放つIIJ JALとの違いも鮮明に -
第272回
トピックス
アップル、グーグルに引き離される可能性 Androidを変える「先回りAI」の衝撃 -
第271回
AI
「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ -
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い - この連載の一覧へ











