■「端末で儲けない」アマゾン独自の強み
こうした売り方ができる背景には、アマゾンが「端末を売って儲けているわけではない」という特殊事情があります。この方針は2018年夏に来日したアマゾンのデバイス事業の責任者、デイブ・リンプ氏も語っています。
アマゾンは端末ではなくコンテンツやサービスで儲けていくという考え方により、他の端末メーカーではあり得ないようなコスパを実現しています。
もう1つが、子ども向けサブスクリプションの開始です。
一般の玩具メーカーなどではまず不可能なレベルで、日本を含む世界のコンテンツを収録。子どもが使える時間や内容をしっかり制限できる機能を備えた上で、無制限に楽しめる体験を提供しています。
こうした「サブスク」が当たり前の環境で育った子どもは、年齢を重ねても同様のサービスを求めるようになるでしょう。その先には学生向けの「Prime Student」や一般向けの「Amazonプライム」が用意されており、10年、20年先を見据えた戦略といえます。
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