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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第7回

NOTE e-POWER NISMO Sは最高に楽しいエコなホットハッチ

2019年03月10日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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何コレ! 楽しいんですけど!
ドライビングプレジャー製造マシン

NOTE e-POWER NISMO

 さて、気になるのはその走りのテイスト。売りのSモードのBレンジ走行で試乗しました。NOTE e-POWER NISMOのハンドリングの良さに「パワーがなくても楽しめる」と思っていた私ですが、アクセルを踏み込んだ瞬間、体がシートに張り付く感覚に思わず笑顔。やっぱり車はパワーがあったほうがイイ! NISSAN GT-Rとまではいかないまでも、ガツンという手ごたえ、背中ごたえは、普通に手に入る電気自動車では味わえなかったもの。電気やるじゃん!

運転する筆者

 さらにイイのは、ピュアスポーツテイストの足回りと、アクセルだけで加減速ができるe-Power Drive。不快さは皆無で、引き締まった脚は高速S字カーブを思いのままにトレースし、さらにワンペダル動作によって機敏に走り抜けることができます。

 ステアリングフィールもNOTE e-POWERとは違うシッカリとした手ごたえで、心の底から「楽しいんですけれど! この車!」とニコニコしてしまう。スポーツ車両に乗れば、みんな笑顔で社会は平和、さらにNOTE e-POWER NISMO Sなら環境にも優しいから地球もニコニコです。

NOTE e-POWER NISMO

 調子よく走るとエンジンが起動しますが、その振動はとても少なく、動いているかわからないほど。後ろから少しだけ野太い排気音が聞こえてスポーツ気分を盛り上げます。ただ、アクセル開度と排気音はシンクロしていないので、少し違和感があるのはご愛嬌でしょうか。

 このワンペダル動作、渋滞時にとても有効でブレーキペダル知らず! 脚が疲れません。NISMOのセッティングとハイトルクな加速感、そしてe-Power Driveの3点セットを備えたNOTE e-POWER NISMO Sは、「都心で誰もが楽しめるホットハッチ」と言ってもよいでしょう。ちょっとした道がワインディングコースに変わる、そんな気分です。

センターの大型メーターがとても見やすいです!

NISMOのロゴは伊達ではありません!

 荷物も積めて、走りも楽しめる。そのうえ環境性能も高いNOTE e-POWER NISMO S。ステアリングを握って走り始めた時「あっ、この瞬間が、日産車だね」という言葉が頭をよぎり、誰もがニコニコになること間違いありません!

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