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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第601回

連載600回超え記念! 過去のベスト猫写真を振り返る

2019年03月05日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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アスキーの中でも長期連載になりました

「連載600回おめでとうございます」
「ありがとうございます」

なんだか懐かしい。この2匹の片方はすぐ膝に乗ってくる膝猫に成長したのだった。2004年10月 ニコン COOLPIX8400

 誰もいってくれないので自分でいってみた今日この頃、いつの間にか長期連載になっていてありがたい限りである。

 600回ともなると昔の写真なんて誰も覚えてないよな、ってことで今回は過去の連載から今でも通用する画質で撮れていて、なおかつ再掲したくなった写真を10枚選び、新たに現像し直して振り返ってみることにした。

 冒頭写真は公園のベンチでシンクロしている猫。兄弟揃って見事に同じポーズしてるのが面白くて。撮影は2004年。撮ったカメラはニコンの高級コンパクト機「COOLPIX 8400」。ちょっとずんぐりした個性的なデザインで、広角に強くて魅力的だったのだった。800万画素なので、今のiPhoneにすら劣るのだけど、それがハイエンド機だったのだ。

 この猫がいたベンチは現存しているけど、もう猫はいない。ちなみにこの2匹はうちの猫「かふか」のおじさんだかおばさんだかにあたるそうな。かふかを保護して譲渡してくれた方がおっしゃってた。

 木陰で暗い公園で当時のコンパクトデジカメは暗所に強くなかったので、フラッシュを焚いている(日中シンクロ)。これは昼間だからいいけど、暗所猫へのフラッシュ撮影は厳禁なので、為念。同じ公園で同じく2004年に撮った写真がこちら。その頃メインで使っていたニコンの一眼レフ「D100」(なんと600万画素)で撮ったもの。枯葉に挟まれた通路の上できれいに一列に並んでいたのが面白くて撮った1枚。

秋の公園。ずらっと惑星直列のように並んでいるのが面白くて撮影。初期のデジタル一眼レフで600万画素だったが画質はよかった。2004年11月 ニコン D100

 この頃はこの公園に毎月のように遊びに行っては、猫を撮っていたものである。そこにはもう1匹もいないけど。3枚目は広島県福山市の鞆の浦のはずれで。高台の狭い路地に猫が何匹かいたのである。そしたらそこにイヌがとことことやってきたのだ。どうなるかと見ていたら、じっとにらみ合い、そのまま何事もなくおわったのだけど、目があった瞬間をカメラで抑えられたのである。

 イヌは首輪もしてないけど、ちゃんと飼い主が近くにおりまして、その辺は田舎なのでおおらかなのである。 その数年後はちゃんとリードをつけて散歩されておりまして、放し飼いにしてたってわけではないみたい。どうも互いによく知ってる間柄らしい。

2004年。猫を撮っている最中にまさか犬がやってくるとは思わなくてびっくりした1枚。猫もびっくりしてるけど、互いに手を出したり吠えたりせず、どうやら顔見知りらしいのであった。2004年5月 ニコン D100

 4枚目は2008年に出会った超人なつこかった猫。川沿いの道を自転車で走ってたら、少し離れたベンチに猫が座っていた。「猫だ」と思って自転車をとめてカメラを用意してたら、こっちに向かってとことこと歩いてきたのである。

 ローアングルで撮ろうとしゃがんだ途端、目の前でおなかを出してごろん。無防備にもほどがあるってことで撮った1枚。見知らぬ人相手にこんな楽しそうな顔で転がる猫なんてなかなかおらん、ってことでいっぱい撫でてあげたのであった。このときのカメラはソニーのα350。今のソニーはもうミラーレス一眼一直線って感じだが、この頃はまだ一眼レフだったのだ。

あまりに無防備であまりに気持ちよさそうなのが気に入ってる1枚。α350はモニターがチルトしたのでそれを使って地面すれすれから撮影した。2008年3月 ソニー α350

 この川沿いの道、そのあと何度も走ってるのだけど、2度と出会えてない。ちょっと残念である。

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