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日ハム・コンサ・レバンガ 北海道スポーツチーム×ITへの期待

北海道IT推進協会・人材育成委員会によるセッション「sports×IT」レポ

特集
北海道を最先端Techで開拓する「No Maps 2018」レポート

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選手のパフォーマンス、ケガの予防に役立つツールを積極的に導入

 続いて、選手のパフォーマンスをあげるためのテクノロジー活用について。

森岡:「野球では、選手のサポートにAIや画像解析等の先端技術が利用されつつあるが、富士通の事例で、体操競技の芸術性の評価をコンピューターで点数化する技術があり、その要素技術に注目している。選手を育成して、コンテンツとしての価値を高め、得た利益を選手に還元するための、ひとつのツールとしてテクノロジーは大事」

菅原:「練習から試合中までGPSを着けてデータを分析し、選手のパフォーマンス維持やケガの予防への活用を試みている。北海道のサッカークラブは、空路による移動が中心のため、気圧の変化による疲労や寒暖差による体調への影響も大きい。睡眠時間の測定アプリなど、ケガの予防につながるものを優先的にトライアルしていきたい」

横田:「コンサドーレさんと同様のGPSを用いたツールを使っている。今シーズンから試合中の着用が認められたので、試合での走行距離などとの相関関係から、練習の強度をどの程度に保てば、試合で最高のパフォーマンスが出せるのかを計測していきたい。どんなに優れたテクノロジーも人間がうまく活用できなければ、無意味になってしまう。得られたデータをどうやって分析し、活かしていけるのか、これから勉強していくところ」

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