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ナイトタイムエコノミーは難題 渋谷と札幌が抱える同じ悩みとは

渋谷×札幌の関係者がお互いの良さを活かして活性化していく道を探る

特集
北海道を最先端Techで開拓する「No Maps 2018」レポート

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学びも発見もエンターテインメントになり得る

北田:ライブやショーだけではなく、その土地の文化を学ぶことも遊びになりますよね。たとえばANAのBEYOND TOKYOは楽しみながら日本文化を学べるよう構成されています。なぜ渋谷をモチーフにしたんですか?

津田:BEYOND TOKYOはアメリカのスタートアップと組んでプロトタイプを作って、VIVE向けにテスト販売しています。まだプロトタイプなので1種類に絞り込みたいと考え、日本のどの街をモチーフにすべきか悩みました。その結果、日本の文化を吸収しやすいのは渋谷かなと。旧いものも残っていて、新しいカワイイ日本文化も力強く発信している都市なんです。

小林氏(以下、敬称略):その街の魅力って、地元の人には気づきにくいものだったりもしますよね。先日、知床の新しい魅力を記事にするために取材に行ったのですが、夜の観光について地元の人に聞いてもわからないんですよ。でも見上げてみれば真っ暗な夜空に天の川が美しく映えていましたし、夜にしか見られない動物の生態を見に森に入っていくナイトツアーなんかもあるんですよ。これらもエンターテインメントだと思うんですが、地元の人にとっては日常なので魅力として気づきにくいんですね。

 そういう、地元の人には当たり前だけど外から来た人には非日常だったり、その場でしか楽しめないものだったりするものが、北海道だと地域ごとにあります。帯広に行けば豚丼があったり、函館に行けば焼き鳥弁当があったり。

有限会社アリカデザイン 代表取締役 小林仁志氏

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