フクロウAIロボに着るガジェット?新アイテム多数のIoTイベントレポ
「IoT&H/W BIZ DAY 4」ブースレポート
8月28日に東京・ベルサール飯田橋ファーストにてIoT /ハードウェアビジネスの体験展示、カンファレンスイベント「IoT&H/W BIZ DAY 4 by ASCII STARTUP」が開催された。約550名もの来場者が会 場に訪れた。本記事では出展された各ブースの様子を紹介しよう。
着るIotガジェット「e-skin」
スマートアパレル「e-skin」は、布の繊維に伸縮する配線やセンサーを搭載した電子回路基板を活用して身体の動きを把握する。健康管理やゲームなどのでの用途が見込まれている。会場ではe-skinを活用したゲームの体験会が実施されていた。走る、しゃがむ、ジャンプといった動きをシームレスに操作でき、フィットネスに適したガジェットである。
安価に店舗導入できるフクロウ型AIロボット
「ZUKKU」(ズック)は、AIと画像センシング技術を組合せたマーケティング支援ロボット。カメラで顧客の年齢層などのデータを取得し、内蔵SIMによる自立通信が可能。クラウド上での解析により顧客にあった製品などを提案する。最近、伊勢丹やパルコなどで実施した実証実験では、従業員の負担軽減や顧客情報のデータ収集といった点で手応えを得たという。
再配達問題の解決なるか!?スマホで管理するコインロッカー
「SPACER」(スペースアール)は、スマホをかざすことで開閉できる電子コインロッカーだ。アプリ内のチャット機能で電子キーを共有することができ、コインロッカーに預けた荷物をほかの人に取ってもらうことも可能。新しいカタチのインフラとして普及を狙っている。最近ではiOSアプリがリリースされ、実証実験の協力先も募集中という。
目の前の文字を読み上げるスマートグラス
「OTON GLASS」は、目の前にある文字をカメラで撮影し、文字認識技術でテキストデータに変換し音声として読み上げるスマートグラス。読字障がい者や視覚障がい者、視機能が低下した高齢者を対象としている。今後はユーザーのフィードバックを生かしてクラウド処理や専用アプリによる操作、無線連携などの技術を導入予定だ。
街乗りに最適!電動で走る折り畳み原チャリ
「glafit ハイブリットバイク GFR-01」は、見た目は自転車で中身は電動バイクというありそうでなかったコンセプトの乗り物だ。運転するには原付1種免許とナンバー登録が必要。最高速度は33km/hで、電動での走行距離は約45km。指紋認証システムを搭載しており、キーレスで車体を管理可能。指紋は20人まで登録できる。
オープンイノベーションで協業者をマッチング
「eiicon」は、製品開発やイベントなどでの企業間をオープンイノベーションで結びつけるビジネスマッチングプラットフォームだ。パーソルキャリアが人材派遣サービスで培ったノウハウと、全国に配置されている営業担当者が大きな強み。毎日更新されているというサイト内オープイノベ-ションなどに関するオウンドメディアも興味深い。
リリースをとおしてスタートアップを活性化!
プレスリリース配信などを手がけているPR TIMESは、スタートアップ企業支援への取組みを紹介。会社設立24カ月未満で上場企業の子会社でないスタートアップ企業は、無料で月1回のプレスリリースを配信できる。メディアが拾いきれないスタートアップ企業の盛り上げようと2015年から同サービスを開始したという。
低遅延のMECサーバーのデモを実施
ノキアソリューションズ&ネットワークスはセキュリティーサービス「IMPACT Video Analytics」のデモを会場で実施。映像から人混みの移動速度や密度を分析し、異常を感知すると自動でアラームを送信する。同サービスは、基地局の近くにサーバーを設置することで低遅延通信を可能にする「MEC」という同社のエッジコンピューティングのソリューションが活用されている。