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これでわかった! スマホ撮影の極意 第7回

iPhone 7 Plusの光学2倍とデジタルズームは小物撮影で役に立つ

2017年06月14日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●南田ゴウ

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ふだんはサッとこなしがちなスマホ撮影も、ちょっとの手間やコツで見違えるような仕上がりに! ライター・カメラマンさんの林 佑樹さんが、スマホ撮影の基本からコツ、便利な小技までご紹介します。

広角レンズで発生する画像の歪みは
光学2倍レンズに切り替えて対処しよう

 テーブルフォトや小物撮影など、ぐぐっとiPhoneを被写体に寄せると、肉眼で見ている状態よりも歪みがち。これはiPhoneだけでなく、大半のスマホにおいて発生してしまう。原因は広角レンズであるためだ。

こんな感じにコップやお皿など、あるていどの大きさのあるものだと不自然な形になってしまう

 なるべく自然な状態で撮りたい場合、iPhone 7 Plusであれば光学2倍レンズを使用すると、あっさりと解決できるだけでなく、寄っても違和感は少なめだ。ただし、光学2倍レンズ側には手ぶれ補正が搭載されていないため、いつもよりもiPhoneをしっかり構える必要があることを覚えておこう。

光学2倍レンズを使用した場合。先の写真と比べると変化がよくわかる

被写体によっては、寄っても歪んでいるとわかりにくいときもあるので、身近なもので試してみよう

 もうひとつ、望遠レンズ非搭載のスマホ用テクニックとしては、デジタルズームがある。多くのスマホが高画素化に進んでいるため、1.5~2倍あたりまで拡大してもスマホで見たり、SNSに投稿したりするぶんに問題はない。小物やお皿が変なカタチになったら、少し距離を取ってからデジタルズームをしてみよう。なお、デジタルズームはブラウザーやギャラリーでの画面拡大で使用するピンチ操作で実行できる。

iPhone 7 Plusの場合は、画面下部にある「1x」を横にドラッグしてもデジタルズームを使用できる


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著者紹介:林 佑樹

 ライター・カメラマン。ライター方面は、PCやスマホ、ゲーム、ソフトウェアなどを得意としつつ、液浸冷却も嗜む。カメラマンとしては、研究施設の撮影が大好きで、業務ではポートレートやTV番組のスチルなどが多い。
 使用機材はソニー「α7R II」。使用率が高いのはiPhoneのアウトカメラ。年2回、研究施設を撮影した写真集をコミケで領布している。https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=203024

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