鉄板＆今が旬なパーツを性能検証!! 第11回

【鉄板＆旬パーツ】M.2 SSD向けヒートシンク4モデルを試す

長尾製作所の高品質アルミヒートシンク

　続いては、長尾製作所が手掛けるM.2 SSD冷却アイテムで、アルミプレート左右部分にフィンを備える「SS-M2S-HS01」と、M.2 SSD全体を覆うカバー形状「SS-M2S-HS02」の2種類だ。

　「SS-M2S-HS01」と「SS-M2S-HS02」は、若干形状が異なるが、ベンチマーク実行時の「HWiNFO64」読みの最高温度は、ともに63度になった。800円前後の「HM-21」と温度に差がでなかったが、HS01とHS02は放熱効率を高めるフィン形状（剣山や蛇腹形状）になっていない点を踏まえると、高い冷却効果を発揮していると言えるだろう。

　価格面も、1500～1800円前後と「HM-21」と比べると割高に感じるかもしれないが、サーマルパッドと固定用の耐熱絶縁テープ（2枚）分を考えるとコスパは悪くない。また、プレート部に小型ヒートシンクを追加して、冷却性能アップを試みるといったカスタマイズできるのもグッドかも。

「SS-M2S-HS01」速度と温度の推移（左軸：MB/s、右軸：℃）

「FLIR ONE」で撮影。M.2 SSD周辺（ボックス範囲）の最高温度は61.1度

「ATTO Disk Benchmark」の結果

「SS-M2S-HS02」速度と温度の推移（左軸：MB/s、右軸：℃）

「SS-M2S-HS01」と同じく、ボックス範囲の最高温度は60度程度だ

「ATTO Disk Benchmark」の結果