導入簡単でライトアップ効果抜群なLEDファン
フロントやサイドパネルに強化ガラスを採用した魅せるPCケースのラインアップの増加や、ASUS「Aura Sync」、MSI「Mystic Light Sync」といったLEDイルミネーション制御機能を搭載したマザーボードの普及などで、国内でもPC自作のこだわりポイントとして定着しつつあるPCイルミネーション。
マザーボードやビデオカードに、CPUクーラー、メモリー、SSDと自作PCパーツは光るのが普通といった感じになっているが、定番の光りモノパーツと言えばLEDファンだろう。
サイドパネルに大きめなアクリルパネルを備えているなどPCケースは選ぶが、既存のケースファンと交換するだけでPCを彩れるため、導入敷居はかなり低い。その上、LEDファンは光り方もいろいろあるので、好みや設置場所(見え方)にあわせて選べる。
また、OS上からLEDイルミネーション制御が可能なRGB LEDファンも徐々に増加中で、定番のThermaltakeのほか、CORSAIRとNZXTもソフトウェア制御が可能。ASUS「Aura Sync」やMSI「Mystic Light Sync」などに対応するマザーボードでなくとも、OS上から気分にあわせて発光パターンなどを制御できる。
今回は、そんなLEDファンの売れ筋を、魅せるPCケースでの見積もりや組み立ての依頼が増えているというTSUKUMO eX. 6階のスタッフに聞いてみた。
定番売れ筋のLEDファンはCORSAIR
TSUKUMO eX.以外でも、売れ筋の定番として上げるショップがあったのが、CORSAIR製LEDファンだ。
CORSAIR製LEDファンは、ファンの軸部に4つのRGB LEDを備え、ファンブレードとともに比較的柔らかに光る「SP120 RGB」や、ファンのフレーム内側に12個の高輝度LEDと7つの発光パターンを備えド派手に光る「HD120 RGB」(HD140 RGB)がある。
さらに単色LED系で、「SP120 RGB」と同じくファンの軸部分に4つのLEDを備える「ML120 PRO」、フレーム部に4つのLEDを備える「SP120 LED High Static Pressure」、「AF120 LED Quiet Edition」など種類が豊富。単色カラーもそろっており、同社製PCケースとの組み合わせもバッチリなのが定番に挙げられる理由だ。
また、TSUKUMO eX.では4面に強化ガラスを採用し、標準で3基のLEDファン「SP120 RGB」をフロントに備えるPCケースのCORSAIR「570X RGB」(型番:CC-9011098-WW)が、売れ行き絶好調とのこと。PC一式見積もり時に選択する人が多く、リヤやトップに「SP120 RGB」を追加して、フロントだけでなく、PC内部を彩る人も増えているという。
ちなみに忘れてならないのが、CORSAIRのシステム統合管理ツール「CORSAIR Link」に対応する「Commander PRO」(型番:CL-9011110-WW)と、OS上からのLED制御を可能とする「Lighting Node PRO」(型番:CL-9011109-WW)だ。「Lighting Node PRO」に、「SP120 RGB」ならびに「HD120 RGB/HD140 RGB」のファン用ハブ(最大2基)を接続することで、最大12基のSP/HD RGBファンのLED制御をソフトウェアからできるので注目だ。

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