どことなく「いい感じ」な筐体
プリンストンから「Digizo ホームメディアサーバー NASキット PAV-HMS420/220」なる製品が発売された。「家族のみんなで使えるメディアサーバー」というキャッチフレーズが付けられたコンパクトなNASだ。
シックな筐体にハイレゾロゴがきらめく姿はなかなか渋い。まだパソコンが物珍しかった頃、自宅に購入ノートが届いたときのような気持ちだ。これこそ新製品に触れる喜びだ。
背面はファンが付いていたり、USBポートがあったり、LANポートがあったりして、非常にPCライク。本機はプロセッサーにCeleronを採用しているため、それなりに排熱量が大きいのだろう。
底面にはオーディオ機器によく見られるインシュレーターのようなしっかりとしたフットがある。直方体の筐体だが、安定感は抜群だ。ハイレゾ音源に対応するTwonky Media Serverをプリインストールしているのが本機の特徴の1つでもあるが、オーディオ機器のラックに並べて使うのにもちょうどいいサイズと外観をしている。とはいえ、雑然としたPCデスクに置いたら変か? というとそんなこともない。様々なシーンに溶け込めるシックな筐体だと思う。
外観紹介はこんなところにして、そもそもNASとは何か? ご存知の方も多いかと思うが、今一度確認してみよう。
どんなことができるの?
ハイレゾマークで気になった音楽畑の読者に説明すると、そもそもNASとは「Network Attached Storage」、つまり「ネットワークにつながった記録媒体」だ。「ファイルの保存や閲覧がネットワーク経由でできるストレージ」でしかなく「何ができるか?」という部分は各製品により微妙に異なってくる部分だ(おおむね、できることは似通っているが)。
代表的なDLNAサーバーの1つ「TwonkyMediaServer」をプリインストールし、DLNA準拠にハイレゾ音源を無線でストリーミングできるメディアプレーヤー「KODI」を使用することによって、ホストデバイスから、本機に保存したファイルの再生が可能。また、「Orbweb」をインストール(※)することで、遠隔地からファイルの参照もできる。※インストール方法などは別途記載する。
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