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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第12回

【今月の自作PCレシピ】メインもサブもおまかせな旬の小型PC構成

2016年12月03日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 猪狩氏が選んだASRock「DeskMini 110/B/BB」ベースの構成で、最大のポイントと言えるのは、M.2 SSDをチョイスしている点だろう。発熱が気になるところだが、猪狩氏によると「DeskMini 110/B/BBと600pの組み合わせは、複数の方にオススメして販売していますが、とくに問題は出ていないですよ」とのことだ。

 そんなインテル「600p」の容量256GB(型番:SSDPEKKW256G7X1)に加えて、容量1TBの2.5インチ HDDをチョイス。OSやアプリは高速なM.2 SSD、動画や写真といったユーザーデータは、容量に余裕のあるHDDに保存できるデュアルストレージ構成になっている。

インテル「600p」の容量256GB(型番:SSDPEKKW256G7X1)。1万円前後の手ごろな価格で、シーケンシャルリード1570MB/sec、同ライト540MB/secと十分高速。猪狩氏自身も「600p」を愛用しているとのことなので、安心感も高い

「DeskMini 110/B/BB」は、SATAタイプのM.2 SSDには非対応。M.2スロットを活用するには、PCIe接続タイプがマストになっている

2.5インチHDDには容量1TBのWestern Digital「WD10JPVX」を選択。「DeskMini 110/B/BB」は、2.5インチHDD/SSDを2基搭載できるので、さらにストレージを追加することもできる

静音性に定評あるNoctua製CPUクーラーで
Core i5をしっかり冷却

 今回の構成では、CPUにTDPが35Wと低い省電力版LGA 1151 CPUの「Core i5-6500T」をチョイス。6500Tはバルク品なのでCPUクーラーが必要になるため、構成にはNoctua製ロープロCPUクーラーの「NH-L9i」が含まれている。

 「秋葉原ならリテール版CPUに付属しているインテル純正品を500円程度で手に入れられますが、ロープロタイプとしては高い静音性と冷却性能を備えている『NH-L9i』を追加しました。取り付けにはマザーボードを一度、外す必要がありますが、高負荷作業中もしっかりCPUを冷却できますよ」という。

TDP35Wの「Core i5-6500T」。4コア/4スレッド、ベースクロック2.5GHz、ターボ・ブースト3.1GHzになる

TDP65WまでのCPUをサポートし、全高が37mmになるロープロタイプCPUクーラーのNoctua「NH-L9i」。「DeskMini 110/B/BB」で使用する際は、マザーボードを一度、取り外す必要がある

 そのほか、同店ならではのこだわりが感じられるのがメモリーで、品質に定評がある国内メモリーモジュールメーカーCENTURY MICRO(センチュリーマイクロ)製で構成。最近は、メモリーの相性問題や品質による不具合は耳にすることは少なくなっているが、PCの安定性に影響するパーツだけあって、品質、信頼性は超大事。

 メモリーは価格急騰の影響もあり、DDR4-2133 8GBの「CD8G-SOD4U2133」×2枚で1万8500円(1枚あたり9250円)と、割高感は否めないが、30年以上メモリーモジュールを自社で設計、生産しているCENTURY MICRO製の品質、信頼性はともに最高水準と言えるだろう。

DDR4-2133 SODIMM 8GBのCENTURY MICRO「CD8G-SOD4U2133」

サーバーやワークステーション向けのメモリーモジュールも自社で設計、生産しているCENTURY MICRO。品質、信頼性は抜群だ

光学ドライブは外付けに。DVDスーパーマルチで3000円程度だ

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